sagitta_luminis
創作の原稿、設定置き場
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その時、その別れ際、少女は青年にブレスレットを渡した。二人の頭上には街灯の灯りと夜空、そして散りばめられた星々。ブレスレットもまたその中にあって、光放つ翼を思わせる装飾が施されていた。
あの時、彼女とどんな話をしたんだっけーー。
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その日、青年――花森健人は死にかけていた。
恐れに震える視線の先には、自身に襲い掛かった魔の存在。影のように暗い体色と纏った包帯を夜の闇に溶けこませながら、健人を追ってきたその様は、さながら狩りを思わせた。
影の爪が健人の身を切りつけ、その腕の膂力が...
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ある夜、美しい星空の下、旅人の少女を見つけた青年。
かつて正義の味方という夢を騙りながら、自らの無力に心砕けた者。
少女と通じ合ったことで、絆の証として、ある”ブレスレット”を手渡される。
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夜空に浮かぶ星たちのひとつひとつにそれぞれの世界があり、その中で瞬きの間に生まれては死んでを繰り返す、弱く儚い小さな星たち。それらの輝きを“人”と呼び、少女自身もまた、その小さな輝きのなかのひとつである———。
少女はそれ以上昔のことを憶えていない。...
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心羽が持つ魔法アイテム。概念を保存し、『変身』によって引き出す。ここではより詳細な設定を記載する。
・変身の不要な魔法
星光結晶の力は変身によって引き出されるが、一部の魔法は変身を介さず直接発動できる。
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まだ夜も更けぬ深夜2時。
ふと目を覚ました健人は、近くのサイドテーブルにもそもそと手を伸ばしディスプレイをつけて時刻を確認する。
2:16。なんでまたこんな時間に目が覚めたんだ……
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【リーン 暴走強化形態(仮)】
精神的にも肉体的にも追い込まれたリーンが、ネーゲルとその場にいた全てのエクリプスの核を取り込んだ形態。(健人自身が絶望の中でエクリプスの核を取り込んで誕生した形態のため、よりエクリプスに近しい状態になっている?)(もと...
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「不死の呪い」。
それはすなわち、消えることのない自我。
帝が何度入れ替わり、星が何度滅びようとその身は世界に留まり続け、終わらない“生”を強要される。
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今から○年前、星の綺麗な夜。
ひとりでベンチに腰を下ろし星空を見上げる少女に、バイト帰りの青年が声をかける。こんな時間に女の子がひとりで出歩いては危険だと。また自身の経験から、なにか悩みを抱えているのではないかと。
当時の彼は善人だった。まだ“正義の...