禁忌の魔法 2.星喰いの月 version 1

2023/10/23 14:23 by sagitta_luminis sagitta_luminis
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究極の魔法 2.
@[TOC]

##### 2-1.
リュミエ王女は気が付くとルクスカーデン王国に帰還していた。前回の旅で強烈なトラウマを植え付けられたため次元旅行への意欲がすっかり消え失せ、様変わりした様子にエドウィン王だけでなくグレイス王妃も異変に気付いて声をかける。しかしリュミエ王女は言葉を返す元気もなく、ただ呆然自失としているだけだった。

##### 2-2.
心配になった王と王妃は王女のためお守りを用意することに。
ブレスレットの形をしたお守りは旅先でのあらゆる危険を防げる防護魔法がかけられ、加えて万一の際の緊急連絡手段として王女から預かっていた繋晶石(次元を超えての通信が可能な星光結晶)を組み込み、さらに1度限り、あらゆる不可能を超越して実行できる“究極の魔法”が備わった無敵のお守りを錬成する。
リュミエ王女は両親からのプレゼントなので受け取って身につけるが、もう旅行に出る気にはならなかった。
リュミエ王女は旅先でたくさんの友達を作ってしまったことを後悔し、彼らがエクリプスに蹂躙されるかもしれない恐怖に震えながらも、もうなにも出来ない、関わらない方がいいと諦めてしまっていた。

##### 2-3.
翌朝。リュミエ王女は切羽詰まった表情のグレイス王妃に叩き起され、ルクスカーデンにエクリプスが侵入してきたことを知る。
(本来エクリプスはルクスカーデンに次元跳躍することはできないが、先日の実験の際にリュミエ王女の絶望を苗床にエクリプスを生み出しており、そのエクリプスが持つ「星渡り」の能力でリュミエ王女の絶望を嗅ぎつけて次元跳躍してきた)
      

目次2-1.2-2.2-3.

2-1.

リュミエ王女は気が付くとルクスカーデン王国に帰還していた。前回の旅で強烈なトラウマを植え付けられたため次元旅行への意欲がすっかり消え失せ、様変わりした様子にエドウィン王だけでなくグレイス王妃も異変に気付いて声をかける。しかしリュミエ王女は言葉を返す元気もなく、ただ呆然自失としているだけだった。

2-2.

心配になった王と王妃は王女のためお守りを用意することに。
ブレスレットの形をしたお守りは旅先でのあらゆる危険を防げる防護魔法がかけられ、加えて万一の際の緊急連絡手段として王女から預かっていた繋晶石(次元を超えての通信が可能な星光結晶)を組み込み、さらに1度限り、あらゆる不可能を超越して実行できる“究極の魔法”が備わった無敵のお守りを錬成する。
リュミエ王女は両親からのプレゼントなので受け取って身につけるが、もう旅行に出る気にはならなかった。
リュミエ王女は旅先でたくさんの友達を作ってしまったことを後悔し、彼らがエクリプスに蹂躙されるかもしれない恐怖に震えながらも、もうなにも出来ない、関わらない方がいいと諦めてしまっていた。

2-3.

翌朝。リュミエ王女は切羽詰まった表情のグレイス王妃に叩き起され、ルクスカーデンにエクリプスが侵入してきたことを知る。
(本来エクリプスはルクスカーデンに次元跳躍することはできないが、先日の実験の際にリュミエ王女の絶望を苗床にエクリプスを生み出しており、そのエクリプスが持つ「星渡り」の能力でリュミエ王女の絶望を嗅ぎつけて次元跳躍してきた)