No.2 2/2 version 14
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No.2 2/2
その太刀を挟んで白銀の面、その淡く光る眼と悪魔の赤目とが交錯する。
二組の眼光は、互いを射貫くかのように鋭い。
それは一瞬の間だった。太刀を
白銀の右足が悪魔を
その太刀を挟んで白銀の面、その淡く光る眼と悪魔の赤目とが交錯する。二組の眼光は、互いを射貫くかのように鋭い。
単純な膂力は拮抗している両者は、太刀を巡って力を掛け合うこの状況において、一歩間違えば得物を相手に与えてしまうことになる。十数秒ほど続いたその拮抗は一瞬にして崩れた。とうとう力が掛け違ったことで生じたその一瞬。
その一瞬の虚を突いた白銀の右足が、悪魔の身を掃うように蹴り飛ばし、自身の胸に沈んでいた太刀を奪取したのである。
その太刀を挟んで白銀の面、その淡く光る眼と悪魔の赤目とが交錯する。二組の眼光は、互いを射貫くかのように鋭い。
単純な膂力は拮抗している両者は、太刀を巡って力を掛け合うこの状況において、一歩間違えば得物を相手に与えてしまうことになる。十数秒ほど続いたその拮抗は一瞬にして崩れた。とうとう力が掛け違ったことで生じたその一瞬。
その一瞬の虚を突いた白銀の右足が、悪魔の身を掃うように蹴り飛ばし、自身の胸に沈んでいた太刀を奪取したのである。