【カイルス】 version 17
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【カイルス】
もうひとりのヴェレクト王国のゴーレム。フォセイドと違って戦闘に特化し、圧倒的な力で敵を殲滅させる役目が与えられている。
が、その役目は表向きのものである。ヴェレクトのゴーレム開発者のうちの一人が、ノルンの地を犯したルクスカーデンやヴェレクトの大罪と、愚劣な争いを繰り返す人類に失望し、ノルンの役割を引き継ぐべく彼らの技術を用いて、ネヴュラディスクに自身の魂を転写し、ノルンの細胞を移植した最強の義体を製造し自身の器とする。いうなれば半ゴーレム、半ノルンである存在。その目的は、争いの火種となる存在(自身がかつて制作した最高傑作であるアポロなど)の抹消と、崩壊に向かう多重世界線の調律。
ノルンと同様に世界を隔てる壁を無視して世界全体の繋がりを見ることができる。だがその一方で、その目的に有効な能力であるノルンの予知夢を、あくまで”与えられるだけの未来のヴィジョン”として拒む側面を持つ。
目的の遂行に当たり、自身のヴェレクト所属のゴーレムとしたのは、自身の作ったゴーレムが現在の事態を引き起こしてしまった一因となったことに対する思い、そして自身の正体をカムフラージュするための隠れ蓑として利用する考え故のことである。
そのためのデータベースの改ざんや、制作経緯の事実の操作を行ったのは、自身がかつて制作したフォセイドである。が、カイルスはその役目を投げ捨て、フォセイドを連れ脱走する。その目的は、この歪んだ世界の正体を知り、その原因となる存在の抹消。つまるところ世界の救済である。そのためには殺戮も厭わない冷淡な性格だが、一方で無用な争いも好まない。
特別な能力は持たないが、カイルス本人の推察力が高く、少し先の現象を先読みして行動することがあり、その際は一見不可解な言動を見せる。
もうひとりのヴェレクト王国のゴーレム。フォセイドと違って戦闘に特化し、圧倒的な力で敵を殲滅させる役目が与えられている。
が、カイルスはその役目を投げ捨て、フォセイドを連れ脱走する。その目的は、この歪んだ世界の正体を知り、その原因となる存在の抹消。つまるところ世界の救済である。そのためには殺戮も厭わない冷淡な性格だが、一方で無用な争いも好まない。
特別な能力は持たないが、カイルス本人の推察力が高く、少し先の現象を先読みして行動することがあり、その際は一見不可解な言動を見せる。