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3話プロット
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シーン1 「翌朝」 時間:朝 場所:心羽の家 人物:心羽、詩乃 昨夜、夕食も食べずにベッドに潜った心羽は、翌朝の2の鐘を聞いてうっすらと意識を起こす。ぼんやりとした頭で昨日のできごとを探っていると、ふと約束を思い出して完全に目が覚める。昨日のできごとそのものが夢ではないかと疑ったが、ペンダントを目にして事実だと確認する。「今日も夢は続いてる…!」高なる気持ちを抑えられず、バタバタと朝の支度を済ませて出かけようとする。詩乃に昨日のことを聞かれても、「帰ってから話す」とだけ返して家から出る。 昨日は疲れて帰り、今朝は目を輝かせて出かけていく心羽のコロコロ変わる調子にきょとんとする詩乃の描写があるとよき。 心羽の慌て方は遅刻のそれではなく、ワクワク感や高揚感からくるものだとよき。 シーン2 「モーヴル公園へ」 時間:朝 場所:モーヴル公園への道のり(4番街〜3番街、17番通り) 人物:心羽、屋台の商人 モーヴル公園へ歩いて向かう心羽。ポケットからおもむろにペンダントを取り出し、変身してから赤く染まった宝石や、昨日にはなかった翼の装飾、そして裏側に刻まれた「WING」の文字を見つける。道中でりんご(1個6ダイヤ)が売られているのを見かけ、昼食代わりにふたつ買っていく。 商店は屋台のような体系の店が多く、通行人が手軽に買っていける世界観、心羽は欲しいと思ったものに迷わず手を伸ばす性格であること(物欲を我慢しないこと)※ただし本人は無自覚 がうっすらわかるとよき。 シーン3 「モーヴル公園にて」 時間:朝〜昼前 場所:モーヴル公園 人物:心羽、遥香 心羽がベンチに座って早く着きすぎたことを気にかけていると、ほどなくして遥香が到着。昨日のお礼は簡単に済ませ、さっそく実験を開始することに。人目から少し離れたところに移動し、ペンダントを取り出してみるも、ペンダントは光らず変身もできない。そもそもどうすれば変身できるのか心羽は知らない。ペンダントを振ってみたり、ペンダントに向かって2人で叫んだり、歌ったり、思い浮かぶままに試してみるも、ペンダントにはなにも起きなかった。二人の会話は昨日の話題になり、心羽は〝声〟のことや、声から聞いた話を遥香に伝えた。すると図書館に行くことを提案され、ふたりは図書館へ向かった。 モーヴル公園の穏やかで居心地のいい雰囲気や人々、心羽と遥香の子供のような未知に対する好奇心が描写されてるとよき。 シーン4 「計画始動」 時間:昼前 場所:8番街(宮殿の城門前) 人物:???(リーン)、???(アポロ)、???(恵美子) 昨晩、役場から防衛部の中枢に怪物が出現した旨の報告が入り、それを聞いた恵美子がイカロス計画の始動を決意。翌朝、影魔襲来時に向けて造り出された「対未確認不明生物自律型機動人造生命体(通称:ゴーレム)」であるコードネーム:アポロ、コードネーム:リーン、そして開発者である恵美子は、防衛部の警備兵と共に、ルクスカーデンへの警戒網を敷くこととする。 そのブリーフィングの後、自身の肩に重大な責任が乗っていることに不安を見せるリーンに対し、アポロは彼が安心できるよう、「俺も怖いよ、でもお前の肩は俺が支えるから、お前は俺の肩を支えて。大丈夫だよ」と語り掛ける。 翌朝、3人はルクスカーデンの8番街(通称:城門通り)から出撃した。この時、リーンが一体の影魔を発見。初戦闘になるも、リーンはその強大な力こそ有するものの、精神面の未熟さからその影魔を取り逃がしてしまう。 シーン5 「喧騒」 時間:昼前 場所:路地(三番街、17番通り) 人物:遥香、心羽 図書館への道を歩く遥香と心羽。心羽がりんごを紙袋から取り出し、ナイフで切り分けて遥香に分ける。 ふたりはりんごを食べながらも、話題は魔法のペンダントで持ちきり。図書館で調べるまでは断言できないが、ふたりの意見は昨日の一度きりの力だったという線で固まりつつあった。 そんな中、遠くで悲鳴や警鐘が聞こえたふたりは昨日のことを思い出し、急いで音の方へ駆けつける。 そこにはやはり、影魔の姿———ジャヌスが逃げる人々を襲う光景があった。 このシーンは遥香視点で進行。客観的に心羽の仕草や性格が描かれるとよき。 シーン6 「影魔との対峙」 時間:昼前、シーン5の続き 場所:路地(四番街、11番通り) 人物:遥香、心羽、ジャヌス ジャヌスを前に心羽は遥香に逃げるよう促す。遥香は一緒に逃げることを提案するも、心羽は(人々が影魔に襲われる)この状況を打破したいと考えていることを伝える。遥香はどうするか迷っていると、ジャヌスがふたりに気付いてこちらに向かってきたため、心羽はペンダントを見せつけるように右手を前に伸ばし、ジャヌスを牽制。遥香はヒヤヒヤしながらその状況を見守る。 ふたりは底知れぬ恐怖に襲われながら、影魔に立ち向かった。 立ち向かう際の一例↓ 「あなたの狙いはこれでしょ?」 「そんな石ころに興味はない」 「でも、私は昨日あなたに勝った」 「なら、なぜ変身しない」 「それは…」 心羽はなるべく話し合う時間をつくり、影魔から人々が逃げる時間を確保しようとするが、返す言葉に戸惑う。 「あなたの狙いはなんなの」 すかさず遥香が隙を埋めるが、影魔はまともに取り合わない。 「その様子…変身の仕方も知らないのか」 影魔は爪を磨ぐ仕草をしながらふたりに歩み寄る。 (まずい、バレた…!)ふたりの恐怖は焦りに変わり、遥香は「逃げるよ!」と心羽の腕を引っ張るが… 「待って。」 「えっ」 「これはまだ夢の続き…みんなを守りたいと願った私の夢の続き。だったら、まだあの魔法は使える!」 心羽がそう言いきった途端、前へ掲げた心羽のペンダントが光り輝き、心羽の足下に一枚の魔法陣が広がる。その圧でジャヌスと遥香は体勢を崩して尻もちをつくが、遥香はその光をみて安堵し、ジャヌスは若干後ずさりする。 遥香は心羽と目を合わせて喜びを共有し、心羽の「離れててね」という言葉に敬礼のジェスチャーで返した。 遥香が少し距離をとったのを確認すると、心羽は影魔に向き直り、輝くペンダントを頭上に掲げて目を閉じた——— このシーンも遥香視点。ふたりの恐怖に震えながらも立ち向かう勇気が描かれるとよき。
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