【声劇台本】Sleepin Dreamin version 4

2022/05/05 22:07 by sigurud0180 sigurud0180
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Sleepin Dreamin
RenyxSigu作品第一弾
『Sleepin' Dreemin』

無断使用及び無断転載禁止

登場人物+演者(♂2♀2不問 2)
(国民♀王♂兼任あり)
※M=モノローグ

登場人物+人物紹介

主人公 有栖川 白夜(ありすがわ びゃくや)21歳 ♂
身長 175cm 血液型A型
ごく平凡、ごく普通、ごく人並み
この三拍子が揃った普通の人間で社会人。
だが、情が熱い精神を持ったり物語の中で成長していく
好きなものは家庭料理、嫌いなものは5月5日

メインヒロイン 眠久(ミンク) 19歳 ♀
身長163cm 血液型O型 スリーサイズ B88-W60-H89cm

清楚淡麗という単語が似合うお布団の王国の王女様
3人兄妹の長女であり、上の兄と下の妹がいる
妹のミントと遊んでいる最中、白夜が誤って城の敷地に入った時に出会った人
こうして彼は不法侵入の罪で投獄されるが、ミンクがそれを助ける
その時にミンクは白夜に一目惚れをする。
好きなものはダウニーの香り
嫌いなものは義理の母

眠気(ミンキ) 23歳 ♂
身長 180cm 血液型B型 

ミントとミンクの兄であり、お布団の国の王子様
国民から絶対的に支持される人格と整ったルックスを持っており、彼のファンクラブでさえ作られるがシスコンがたまにキズ
妹のミントの悲鳴を一番に気付き、一番に駆けつけ、一番に白夜を捕らえた人物。
怒ると鬼の姿の眠鬼になる。
ミンクとは血の繋がりの無い兄妹であり
ミントも大切だが、ミンクが大切だからこそ
だと言う気持ちを彼女が受け入れてくれず苦悩している。
好きなもの ミンク、ミント、その次に国民
嫌いなもの ミンク、ミントに群がる馬の骨

眠兎(ミント)14歳 ♀
身長148cm 血液型B型 スリーサイズ B95-W57-H83

ミンクとミンキの妹 
ミンク、ミンキとは違いおちゃめな性格。
身体が弱い事から城から外に出る事を許されず
本を読んだり、兎のぬいぐるみに話しかけたり、城の敷地内をお散歩(付き添いあり)したりなどぐらいした事がない
しかし外の世界で生きていたミンクから外の世界の話を聞き、いつかは…と夢見ていたある日
彼女は誤って城の敷地に入った外の世界、ましてや異世界の人間である白夜に驚愕して悲鳴を上げてしまう
好きなもの ウサギのウサミン、ミンク
嫌いなもの ミンキ、ピーマン

ペルソナ(♂♀不問) 年齢不明

夢と現実の狭間の案内人
白夜が気がついた時、一番初めに出会った人物
そして、白夜の中の存在に気付いて教えた謎の多い人物
最終的には白夜に秘めたるもう一つの存在
それは白夜の真なる精神(ペルソナ)だということが発覚
する
好きなもの 白夜
嫌いなもの 白夜

オフトゥンディアス(♂♀不問) 

その昔、布団神オフトゥンディアスが王国を冬の大寒波を防ぎ、王国を救ったと言われる神
その為に国民からはディアス様と呼ばれ、救世主として崇められている。
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ナレ「この物語は、愛とオフトゥンが繰り広げるお話です、これからお聞きくださる皆さまオフトゥンに被って目をつぶってお聞きするのがオススメです、それでは物語のはじまりです」

白夜M「俺の名前は有栖川白夜(ありすがわ びゃくや)ゴールデンウィーク中にも関わらず出勤したのに昼寝を妨げられただけで怒りが爆発して部長にヘッドバットを決めてしまった…その後に課長に呼び出されて1週間の自宅謹慎処分を食らって、今その帰りなんだ」

ナレ「上司にヘッドバットなど絶対にしてはいけませんので真似しないでください、白夜は気を落としつつも家へ向かうのだった」

間

白夜「ただいま~!おかえり~!ご飯にする?お風呂にする?それとも…って誰もいないのになにやってんだか…」

白夜「さ、て、と…お風呂入ってご飯食べて寝るかな…。」

ナレ「仕事からの帰りで一息をつく白夜であったが
疲れ果てた彼の身体に何か異変が起こった」

白夜「うっ…!!なんだ…この眠気は…いつもとは違
う…!!ダ…メだ…今日は…早く寝なきゃヤバイ…!」

ナレ「とてつもない睡魔に襲われた白夜は辛うじてベッドに辿り着き、そのまま倒れ込んだのだった」

間

ペルソナ「おや、ようやく来たようですね…行ってみましょうか」

ナレ「歪曲した空間で目が覚めた白夜は、今起こっていることが現実である事に驚きつつ、帰る方法を模索する事にした」
ナレ「歪曲した空間で目が覚めた白夜は、今起こっていることが現実である事に驚きつつ、帰る方法を考えていた」

白夜「ん…ここは…どこだ…視界が歪んでいる…?いや違う…ここ自体が歪んでるのか?、それにしても夢なのか?…いって!ってことは夢じゃないのか…?とりあえず、帰る方法を探さなきゃ」

ナレ「どうにか帰れないかと、声をかけたり、地団駄を踏んだり、そこらを歩き回ったりをしているとそこに人影が映ったナレ「どうにか帰れないかと、声をかけたり、地団駄を踏んだり、そこらを歩き回ったりをしていると白夜の背後から人影が現れる
ペルソナ「珍しいですね、迷い人とは」

白夜「うわっびっくりした、誰だアンタ。」

ナレ「突如として、白夜の後ろから現れたのは、道化のような風貌をとした男性だった。」
ナレ「突如として、白夜の後ろから現れたのは、道化のような風貌をとした人間だった。」

ペルソナ「相手に聞く時は、自分から名乗るのが普通、でしょう?有栖川 白夜くん」

白夜「ッ!…なんで俺の名前を知っている。」

ペルソナ「それは、ヒ・ミ・ツ…ですよ♪」

白夜「とりあえずひとつわかった事がある、相当に胡散臭い奴だなアンタ」

ペルソナ「自分でも思います♪あっ!申し遅れました私、ペルソナと申します、この夢と現実の狭間の案内人をしています、以後お見知り置きを」

白夜「名前もまた胡散臭いな…というかそんな事よりアンタこの世界の案内人だろ?現実に戻る方法教えてくれよ」

ペルソナ「現実へ帰る方法…ですか?、お安い御用です、少々お待ち下さい………あっ、これは…」

白夜「ん?どうした?まさか帰れなくなった訳じゃないだろうな?」

ペルソナ「全く…その通りでございます…ちょうど現実世界に行くためのゲートが不安定でありまして…直すのに恐らく1週間程かかるかと…」

白夜「ハァ!?帰れない挙句に1週間も帰れないのか!?俺は1週間後仕事なんだぞ?!なんとか早く直してくれ!」

ペルソナ「努力はしてみますが…もしかしたら待つよりも、あそこから繋がるお布団の国へ行けば、早く帰れるのやもしれません。」

ナレ「ペルソナが指差す方向には歪んだゲートらしき物があり、白夜は安堵した表情でペルソナに訪ねた。」

白夜「おぉ、そうか!そこはどこなんだ?。」

ペルソナ「私が近くまでワープでお送り致しますので、肩に捕まっていてください。」

白夜「あ、ああ…!」

ペルソナ「それでは行きますよ…ワンダーラーン!」

白夜「うおおお!?!? ひーきーちーぎーらーれーるーぅーぅーぅーぅーぅー……」

ペルソナM「夢の空間へようこそ…有栖川 白夜くん…
ホントはゲートなんて正常に動いていて、あなたを呼び出したのは私なんですよねぇ…
さて、彼はこの世界をどうやってここを抜け出すのか、フフフ…楽しみで仕方ありませんねぇ……」

ナレ「白夜が後ろで絶叫しながらペルソナにしがみついている中、ペルソナは含み笑いしつつ目的地へと向かった」

間

ナレ「白夜が夢と現実の狭間を彷徨っていたその頃、ファンタジーRPGにも出てきそうなお城にて2人の女性と少女がいた。1人は紅茶をすすり、1人はぬいぐるみを持ってぬいぐるみに話しかけていた」
ナレ「白夜が夢と現実の狭間を彷徨っていたその頃、ファンタジーRPGにも出てきそうなお城にて女性と少女の2人がいた。1人は紅茶をすすり、1人はぬいぐるみを持ってぬいぐるみに話しかけていた」

ミンク「ハァ…なんか刺激的な出来事ってないのかしら」

ミント「お姉さまったら、最近そればっかり!わたしとウサミンをほったらかしてさ!…フンだ!そうだお庭に行って遊びましょ、ウサミン…あ痛っ!」

ナレ「少女がぶつかった先には、1人の背の高い優しそうな青年が立っていた」
ナレ「少女がぶつかった先には、1人の背の高い爽やかな青年が立っていた」

ミンキ「また1人でウサギのぬいぐるみで遊ぶのか?ミント」

ミント「あ、お兄ちゃ…いやお兄様…!」

ミンキ「やあミント、それとミンク…その、すまんが」

ミンク「またお義母様が呼んでらっしゃるのね、お兄様」

ミンキ「そいつも辛い思いさせてすまん。」
ミンキ「の通りいつも辛い思いさせてすまん。」

ミンク「良いのよお兄様、私にしか出来ない事なんですもの…でもホントはそのセリフはお父様から聞きたかった…ううん、それよりも絶対ミントだけは守って頂戴ねお兄様」

ミンキ「ああ…だがいずれ俺はお前を助けてやるから待っていろ」

ミンク「ありがとうお兄様、気持ちだけでも嬉しいわ…
あ、そろそろ行かなきゃ…またお紅茶でも一緒に飲みましょうお兄様」

ミンキ「ああ、また一緒に飲もうなミンク
今度良いお菓子仕入れてきてあげるからな!」
ミンキ「ああ、また一緒に飲もうなミンク今度良いお菓子仕入れてきてあげるからな!」

ミンク「はい、お兄様!」

ナレ「彼女はそう返事して王妃が居る場所へ行くのでした」

間

ナレ「ペルソナと白夜は歪曲していた空間からワープしてきたのだが、そこは周り一面に雑草しかないただの草原だった。」

ペルソナ「着きましたよ…って、どうしたんですか?」

白夜「ハァッ…!ハァッ…!…死ぬ…死ぬ…!」

ペルソナ「人はそう簡単に死にませんよ、さて私はゲート直しに行かなければなりませんので、ここからは一人で頑張ってください…あ、そうだこれを差し上げましょう」

白夜「一人ってオイオイ…ん?なんだこれは、スマホか?」

ペルソナ「この世界での連絡手段です、これがあれば大抵は役に立つでしょう」

白夜「そうか、んで何処へ向かえば良いんだ?さっきから気にはなってたが、ここは人気もクソもないただの草っ原だぞ、お布団の国なんぞある気配もない」

ペルソナ「ゲートが不安定の影響でしょうか…ならばそこで、そのスマホを使ってみましょう、ナビゲーションアプリでお布団にスペースを入れて王国と打てば自動的に解釈してそれらしい目的地に向かってくれるはずですよ」

白夜「そうか!そりゃ便利だ、それじゃ早速…ってここから20km! ? ! ? ! ?」

ペルソナ「あら、着いたところが結構遠かったんですね…申し訳ありません」

白夜「冗談じゃねぇぞ!ここから徒歩で20kmってどんだけかかると思ってるんだよ!」

ペルソナ「いやはや…すみませんすみません、
さてそろそろ行かなければ…それでは白夜くん頑張ってくださいね!ワンダーラーン!!」

白夜「おい!待て!まだ聞きたい事が!!…って行っちまった…」

白夜M「ハァ…歩かなきゃいけないのかぁ……まぁ考えても仕方ないか…なるようになるさ……」

ナレ「彼はこうして未だ見た事も無いお布団の国へと赴くのでした、さてこれからどうなるのか……」

間

白夜「フゥ…流石に歩き疲れた……
どこかで少し休みたい所だが、休めそうな木陰も何も無いな…」


ナレ「ペルソナと別れ、歩き始めてから30分程経った頃
流石に歩き疲れ、どこか休めそうなところ探している時に、一台の馬車が通りかかった」

ナレ投獄され白夜は、身につけてたものは没収されずに済みましたが、そこは日も届かない地下の牢獄た」
御者兄ちゃんどうしんだんなとこでり込んで
白夜「ハァ…寒い…身包は剥がされずに済だもの…厚着してりゃあ良かった…白夜「あ、どうもすませ…お布団国へ向かってる最中なんですよ
ナレ「そこに白夜のスマホた」
御者「そうかそうか!それはだいぶ遠かっただろう!オフトゥン国ならアタイ住んでいさ、今から帰るとこだっのさ!乗ってきな!
ペルソナおやおや、捕まってしまったのですね白夜オフトゥ…ン……?
白夜「なんだお前かよ…御者国の名前さ!早く乗り
ペルソナいやいや冷やかしに来た訳でんでよ?ゲートの修理状況を教えに来たですよ白夜、はいみませ
白夜「っさと言えよ…白夜「フゥ…助かた……ぁオフトゥン国まであ少しだ!
ペルソナ「ゲート修理なんですが、もかすると明ますこうして彼は幸運にも通りかかった馬車御者に感謝つつ馬車の、オフトゥン国へ向かった
白夜「は?マジか!?」


ペルソナ「でもまぁ貴方生きって来れればの話なんですけね…そして、馬車乗せもらってからさらに30分そ経った頃、馬車は止まった
白夜だよなぁー…待て誰か来る御者ほら着いたぞ
ペルソナじゃ、私は作業に戻りますね白夜うわー…本当にオフトゥン国って言わるだけるなー…
白夜「はいナレ到着するとそこ、お布団を自慢し合、お布団を干して、お布団を被り、お布団シーツを売っている者たちで賑わっている繁華街が白夜の目に映った
ナレ「気配を察知し白夜がそっスマホを隠とそこにミンキが現れるのでした」
白夜「さて、目的地に着いたはいいんだけど…あどうんだ?……アイツ、の後ついて何も説明なかっからなー…
ミンキ出ろボロ切れ御者おい兄ちゃん、ちょっといいかい?
白夜「誰がボロ切れだ白夜、有栖川白夜だ白夜「、はい?
ミンキて言いにくい名前なんだ、貴様なんはボロ切れで充分だ御者≪コソコソ話≫ あた、余所モンだろ??いかい?無闇布団なんて不敬な言葉使ったらダメだぞ」

白夜「そっちの方が言いにくいだろ…と、そなことより、何だ?今ら処刑か?」
白夜「≪コソコソ≫ え? なでですか?」

ミンキほう、もう覚悟は決まっているのか、しかしま死なせはせんぞ御者≪コソコソ≫ もし国の兵士どの耳に入ってみろ…そりゃあもう極刑もんだ」

白夜「なんだ、さっさと言えよ白夜「≪コソコソ≫ ひいい!マジか…気を付けますわ…
ミンキ貴様口の利き方に気をつけろ、私はこのオフトゥン・ファミリアの王子あるぞ御者そういうこった…それじゃあ兄ちゃん達者な!
白夜「ハイハイ王子さま…こん私めに何の御用でしょうか?白夜「ありがとうございした!…さて、とりあえず探索かな」

ミンキフン…まあいい、貴様れから王と謁見だナレ白夜自分を送ってくた優しき馬車の御者に手を振って別れ、そして帰る方法を探し、それから10分程が経った
白夜「ハァ?でだ?白夜「………無い、もない!! 手掛かりがなにもないぞ!! 
ミンキ妹ミンクに対して自分がこの世界の人間じゃないなどと戯言を抜したそうだな、を聞いた父上…王は大変興味を持ったそうで、貴様謁見を許したそうだ…まったく何を考ているのら」
ナレ帰る方法見つ途方に暮いた聞き覚のあ声が白夜スマホか聞こえる
白夜か…わかった、行くか???いやはや、お困りのよですね
ミンキフン…痴漢如きが何ほざいているんだ」
白夜んだなんだ?この胡散臭い喋り方と声は…このスマホからか?
白夜「だから痴漢じゃねぇっ…俺だってさっさとこの世界から自分世界に帰りたいんだ、その為に手段を選んでられねぇナレ「白夜がスマホを取り出し開いみるに見覚えある人間顔が写ってお、彼は驚愕し顔で問ました
ミンキ「今のうちにほざくけ、ほざいておけ…行くぞ白夜おま、ペルソナじゃねぇか!度は一体なんなん
白夜はいはい…ペルソナどうも、先程ぶりですね、どうですか?目的地着きましたか?
ナレ「白夜はミンキに王の居る謁見の間まで連れれるのでした」
白夜「着いたの着いた、だけど手掛かりなんもんは一切無

ペルソナ「んー…それじゃあ城に行ってみましょうか」

ナレ「それからくして、白夜はミンキ謁見間まで連れ行かれるのでした」
白夜行ったよ、そし城門いた奴に何用だ!   
っ門前払いだっ
ミンクお父様お兄様があの者を連れて参られましペルソナそうでしたか…ならば忍び込んじゃいまし
ょうか
か…なば、その者をそこに直らせよ」
白夜ハァ!? バレたらどうすんだ
ミンキに連れられ、白夜兵に両手後ろに縛られたまま正座させられしたペルソナ「その時大人しく腹しかないすね
ミンキお父上、こ者が城内に不侵入し、かつ
王女であるミントに痴漢行為を働た者です白夜何恐ろしい事サラッと言ってんだよ!…でもそれ
以外なんて無わな…
ミンクお兄様一つ言わせてもら…痴漢はミント勘違いよ本人もそう言ってますからペルソナそうう事ですの頑張ってくださ       
いね~(スマホの画面が切れる)
今は謁見でるぞ二人も静粛にしたまえ」
白夜「あ、おい!…ハァ、りあず登れそうな所とか  
無いか?…
ミンク・ミンキ「はナレ無責任なアドバイスを受けた白夜、他の方法も見つからなかったため、城門近辺を調べる事にしたのでした
ミンクよ、この者がお前の言っていた異世界の人間なのか?白夜うーん…このあたりは無さそう…だ……って穴空てんじゃん!
ミンクええそうだ思います、そうですよね?ナレ白夜が城壁の周りを調べながら歩いてると、
こに人一人分入れる程の穴が空いていた。
白夜「ああ、俺はこの世界の人間じゃいきり夢現実の狭間に飛ばさそしてこの世界に飛ばされたんだ白夜「狭そうだな……でもか入れそうだな
よ、入っみるか
王「名は何という」


白夜俺は白夜、有栖川 白夜っ言う名前ですナレ「白夜が城内に忍び込んでいるその頃オフトゥン国の王女の一人であるミントは庭に1人でぬいぐるみと戯(たわむ)れいました
有栖川白夜とはま変な名前だが…確かに言われみれば瞳の色髪の色、肌の色違う…
お主は異世界人間なのやもしれな」
ミントもう!お姉様っら外の世界の事ばり口て、ちっとミント事相手にてくれない!
ねぇ!ウサミン!
白夜それじゃあ元の世界に返してもらえるんですか?ミントウン、ソウダネ!モットミントノ事モ気ニ
カケルベキダネ!
やおがいくら異世界人間でろうと、不法侵入は立派な犯罪じゃミント「やっぱり私の事一番わかってるのウサミンだけね!……あっ!キレイな花さんてる!
そうだ、ウサミンにお花ティアラ作ってげる!
白夜それは…俺が帰るための手段がこの城の何処かにあると思って調べに入っただけなんです!ミント♪~(鼻歌)~
理由がなんあろうと罪は罪…罪は償わなけばならんナレミントはウサミンの花飾りを作っていた側で、一つの物影がミントの胸元に現る。
白夜「ハァといと?白夜「城の周りどこも兵士やメイドだらけだなどこか入りこめそ…な……デカイ…
お主生涯我々の召使いとして働いてもらう」
ナレそして白夜は胸の方に目線向けして二人は顔を見つめ会う」

ミンお待ち下さいお父様この者は自分の世界に帰りたがっているのに、それではあんまりですわ!」
ミン………ッ!!!キャアアアアアアアアア!!白夜「…………ッ!!!ウワアアアアアアアアア!!」
(同時に)

ミンク、お前は黙ってれ」
白夜!!待!俺は別に怪しいモノじゃ…いや、怪しいか…じゃなくて!頼むから静かにしてく
白夜は?召使い?ミントイヤアアアア!!変態!!変態!!変態!!
お主に生涯この城で召使いしてもらう本来な極刑であった、弁護してくれたミンクに感謝するだなナレミント悲鳴あげ助けを呼び、
何処か現れたのか兄であミンキが飛で現れました
白夜ちょと待てよ俺は元の世界に帰らなければいけないんだな布団だらけの世界なん居てる暇なんてないんだよ!」
ミンキどうしたぁぁ!!何があたぁぁぁ!!
お兄ちゃんに言っみろぉぉぉぉ
ナレ白夜の放った言葉一斉に凍りつくのでしたミントお兄ちゃん!!そこ痴漢!痴漢が!
ミンキ「き…貴様…!!言っはならん言葉を…!!」
ミンキ「なぁぁにぃ?痴漢だと?曲者が!
この私が成敗しくれよう!!」

白夜M確か、布団とか呼び捨にしたらダメなんだっけ!クソ、やらかした!白夜「ってくれ!俺は痴漢じゃねぇ!!
人の話をきぇぇぇぇ!」

あぁなんといじゃ…少罪を軽くしてやろうと思っていたのにも関わ者めが!皆の者!この者を牢へはやく連れてゆけ!明後日は死刑じゃ!!ナレ白夜は必死に説明しようとした、だがミンキは怒りにより鬼の様なもう一つの姿の眠鬼なり、腰か剣を抜き白夜を斬りかる
白夜ちくしょまた引ずられるんかよ…ミンキ問答無用!我らが神!オフトゥンディアスの裁を受けろ!!
ナレ「白夜は王たち怒り買い、再び投獄されるのでした」
ナレ「そこで、1人女性の声がミンキの手止めた」

ミンねぇ、あのお兄さんどうなるの?ミン待ちなさい!!!!
ミンク「果たして、どうなるのかしら私にもわからないわミンキ「ッ!! ミンク…!!

白夜「ッ!!!!……あ、あれ?助かったのか?」

ナレ「そして白夜が再投獄されたその真夜中、白夜の牢へ誰訪れるした」
ナレ「間一髪、煌やかなお布団に包まてい如何も王女と言わんば姿の女性がミンキを止めましたが、どうやら彼女は怒りの様子だった
白夜「こなとこで寝れわけないぁ、あぁ寒ミンクお兄様!王子であろうものが一人の人間の話を聞かず、己の正義だけで裁一国の王子のするとか!愚の骨頂事を知り!そしてミント!貴女は王女でありがら一人の人間を見ただけで驚てはなりません!貴女は後でまたお話しします!部屋に戻りなさい!
ミンまだ起きてらっしゃますか?ミン…はい」

白夜確か…ミンキしかし!ミンク!現にこやつどう見ても不法侵入者だ!!
ミンク「私はミンクと申します、こ第一王女です」
ミンク「私の言っている事がわからないのですか?
下がりなさい!
白夜王女まがわざわざここまでどうしたんですか?ミンキ…クッ!しかしこ事は父上に報告せてもらうぞ命拾いしたなボロ切れ
ミンク「あなたに興味がわましたの、そお話がしくて…ココアをお持ちしましたので一緒に飲みましょ?ナレ「ミンクに叱咤を受け、手を止めざる得かっミンキは捨て台詞を吐き、その場から去るのでした」

白夜「そう…せかくだけど、自分の部屋に帰りな、お姫様じゃなきゃ君まで被害が被(こうむ)ってしまう白夜「……フゥ…助かっ…」

ミンク「お優いのですねミンク「大丈夫でたか?
白夜「それは違俺は何としてでも元の世界に帰らなければいんだ…白夜「あぁ…ありがとお嬢さん…いやお姫様か
ミンク「それ何故なんでしょうかミンク「いえ、礼に及びませすが貴方がどやってこの城に入ったは存じませんが、この城内を不当に入ったのは事実…牢獄に入ってもらいます
白夜「もう少しで俺の妹の…命日なんだ…白夜「待ってくれ!俺の話を聞いてくれ!
ミンク「あっ……みません…ミンク「話は王との謁見の時に聞きま、誰か!この者を連れて行きなさい
白夜「いや、いいんだ…だから所で捕まるわけにはかないんだ…」
白夜「俺は!の世界の人間じゃないんだ!聞いてくれぇぇぇぇ…」

ミンクだったですね…あっ、ココアが冷めてしまいましね…温め直してきまsナレして白夜は城内不法侵入罪により兵士に牢獄へと連行された」

白夜(ココアを飲む)暖かなぁ…」
ミンクこの世界の人間じゃい…?、どういう事かしら…
ミンク「冷めてるのに…」


白夜「いや、ミンクちゃんの心があったかいんだよ」

ミンク「そんなことないです!私は…ただ…」

白夜「いいんだよ、もう夜も遅い…早く戻らなきゃ誰か来たら大変だぞ」

ミンク「…わかりました、じゃあ明日も来てもいいですか?」

白夜「……勝手にしな」

ミンク「ええ、勝手にします」

白夜「ココアごちそうさま、そしておやすみ」

ミンク「ええ、おやすみなさい」

ナレ「こうして二人は改めて出会い、会話をして
2日の日が過ぎました」


ナレ「そして白夜の死刑が執行される日が訪れました」

白夜「ハァ…結局出れる方法なにも見つからなかったな…おい、ペルソナ…聞こえてるんだろ?」

ナレ「白夜のスマホからペルソナの顔が映るのでした」

ペルソナ「すみません…結局間に合いませんでした…後もう少しだったのに」

白夜「そうか…じゃあ仕方ないよな…まあ少しの間だったけど、はちゃめちゃで楽しかったよ、あと悪くない人生だったしな」

ペルソナ「そうですか…」

白夜「まあ一つ心残りがあるとすれば、妹の墓参り…行けなかったな」

ナレ「白夜とペルソナが会話している中に誰か訪れるのでした」

ミンク「それには及びません、ここから出ましょう白夜さん」

白夜「おいおい…最後の最後までお節介焼きだな…」

ミンク「さ!誰かが来てしまわないうちに!」

白夜M「神は俺をまだ見放してなかったってことかな、手段は選んでられない!」

白夜「よしわかった!どこかわからんが連れて行ってくれ!」

ナレ「ミンクは白夜の手錠を外し牢から解放して、白夜を連れていくのでした」

白夜「てか、ミンクちゃんその鍵どうしたんだ?」

ミンク「あ、牢の番に…そう!借りたんです!」

白夜「借りた、ねぇ…ハハッ」

ミンク「信じられないって言うんですか?」 

白夜「信じるもなにも、借りたっていうのが面白くってね」

ミンク「女の子には秘密がいっぱいなんです!」

白夜「いやいやごめんよ…そんで、何処へ行くんだ?」

ミンク「あなたの帰る方法ですが、もしかすると儀式の間に行けば帰れる可能性があります」

白夜「儀式の間?」

ミンク「そこでは私たちが祀っている神、オフトゥン・ディアス様へ血を供え、この国の平穏を保ってもらうための儀式なのです」

白夜「そんなにすごい神なのかよ」

ミンク「ええ、ディアス様はその昔の遥か昔にこの国を冬の超弩級大寒波から守ってくださった神なのです、それにも関わらず、あなたは言ってはならない禁句を言ってしまったのですよ?」

白夜「そうなんか、知らなかった…」

ミンク「それで白夜さん、さっき牢屋で誰と話してたんですか?」

白夜「ああ、それは…」

ナレ「白夜たちが儀式の間へ向かいながら話してると遠くからミンキの声がするのでした」

ミンキ「脱走だー!!!あの冒涜者が脱走したぞ!まだ近くにいるはず!皆の者、手分けして探せ!!」

ミンク「お兄様の声…!!走りますよ!儀式の間まであと少しです!」

白夜「あ、ああ!!」

ナレ「ミンキが脱走に気づき、白夜を探すのでしたが
一足早く白夜たちは儀式の間に辿り着くのでした」

白夜「ハァ…ハァ…とりあえず…着いたけど、どうするんだ?」

ミンク「少しお待ち下さい…本の言い伝えによれば国民の血と国民ではない人間の血を混ぜて捧げれば布団神が現れるだろうと書いてあったはず…あった!」

ナレ「ミンクが本を見ながら親指を噛んでその血を皿に入れたのでした」

ミンク「白夜さんも!」

白夜「え?俺!?ナイフとか無いの?」

ミンク「え!?ナイフとかですか!?えーとえーと…」

ナレ「ミンクがナイフを探してると、そこにミンキがやってきたのでした」

ミンキ「見つけたぞ!捕まえろ!」

ミンク「ここはなんとか食い止めます!貴方は早く血を皿に!!」

白夜「ンな事言われても親指を噛んでも出ねぇよ…」

ナレ「白夜が慌てているうちにミンクは兵によって捕らえられ、眠鬼となったミンキがあらわれたのでした」

ミンキ「やっと見つけたぞボロ切れ」

白夜「クッソ…ミンクちゃん」

ミンク「すみません…」

ミンキ「ミンクをたぶらかした挙句に脱走か…いい度胸だな、私は貴様がもし不審な行動取った際には抹殺しても良いと命を受けているのだ」

白夜「へぇ…それで…?」

ミンキ「貴様を今ここで…斬る!!」

ナレ「白夜は間一髪ミンキの袈裟斬りを躱(かわした)したのでした」

白夜「シャレになんねぇって!」

ミンキ「良く避けたな…褒めてやろう…貴様たった今からボロ切れからただの布だ!ハァ!!」

白夜「そんな変わんねぇ…よ!!」

ミンキ「一度ならず二度までも…!ちょこまかちょこまかと……次は斬る!」

ミンク「お兄様!!やめて!それだけは!!クッ!」

白夜「なんかオーラが見えるしとてつもなくヤバイ気がする…!」

ミンキ「ンンンン!!ハァッ!!」

ナレ「ミンキが赤いオーラを出しながら剣を構え、そして一瞬の刹那の如く白夜へ斬り込みました」

白夜「……ぐふっ…」

ナレ「白夜の体から血が飛沫をあげ、部屋全体に白夜の血が付くのでした」

ミンキ「私をここまで怒らせるとは貴様が初めてだ、貴様の事は忘れんぞ…おい、死体の処理は任せたぞ」

ミンク「白夜さん!白夜さん!しっかりしてください!!白夜さん!!」

白夜M「どうしてこうなったのだろう…俺はふつうに生きたかっただけなのに…光が…広がる…嗚呼…
オフトゥン…オフトゥン…オフトゥン…」

ナレ「白夜の身体が突然光り始め、周りの兵たちを吹き飛ばしたのでした」

ミンク「なに?なんなの??……あっお皿が光っている!まさか!」

ミンキ「何事だ!」

ナレ「そして白夜の身体から大きなオーラが現れたのでした」

ディアス「我を呼ぶのは汝らか…」

ミンキ「な、なんなんだ?!こいつは!!」

ディアス「我が名は布団神、人間にはオフトゥン・ディアスと呼ばれている」

ミンキ「こ…こんなもの…こんな化け物が私達の神であってたまるものか!!この場で斬り裂いてくれる!!」

ミンク「お兄様!ダメェ!!」

ディアス「ただの人間如きが我に剣を振るうか…」

ナレ「ミンキがオフトゥンディアスと名乗る巨大なオーラに向かって斬りかかるが、手の一払いで親衛隊共々吹き飛ばされ、そのまま倒れたのでした」

ミンキ「ぐあっ!……くっ……」

ミンク「お兄様!!」

ディアス「そして汝が我を呼んだのか?」

ミンク「いえ、私は…あなたは本当にディアス様なのですか?」

ディアス「いかにも私がオフトゥン・ディアスだ」

ミンク「ならば今ディアス様が媒体にしている者こそディアス様を呼んだ者です!私はその手伝いをしたに過ぎません…」

ディアス「ほう…この者が…しかし、もう手遅れのようだ…助けようにも今の我では力が足りん…」

ナレ「オフトゥンディアスは白夜に体を向けたのでした」

ディアス「きっとこの者は必死な思いだったのだろう、だからこそ我はこの現世に呼び覚まされたに違いない」

ナレ「ミンクはオフトゥンディアスに泣きながら懇願するのでした」

ミンク「……ディアス様…ご無礼をすみません!この者をどうかお助け下さい!」

ディアス「…何故(なにゆえ)にこの者に気をかける?」

ミンク「この者はこの世界の人間ではございません!だからディアス様を呼び、自分の世界へ帰ろうとし、私がその手伝いをしようと思ったのですが、そこで兄に斬られたのです…」

ディアス「……助ける方法はない事もない」

ミンク「助ける方法…それは?…」

ディアス「汝がこの者に愛を込めた接吻(くちづけ)を交わす事だ、そしてその力を頼りに我はこの者の中に入り、もう一度命の炎を灯す」

ミンク「…わかりました、でもそうしたらこの者は元の世界に帰れないのでは?」

ディアス「後はこの者の運次第だ」

ミンク「そうですか……わかりました、この者には絶対にこの事は内緒にして下さい」

ディアス「請け負った」

ナレ「そしてミンクは白夜にそっと口づけをして、オフトゥンディアスは二人の間に見える力を吸収し白夜の中に入るのでした」

ミンク「これで、助かるのかしら……」

ナレ「突如として、心臓の鼓動が儀式の間の中で木霊するのでした」

ミンク「今度は、なに?」

ナレ「白夜の身体が光り、そして宙へ浮かび上がったのでした」

ミンク「どうしたっていうの!?」

ナレ「白夜のズボンのポケットからスマホが落ちて、そこからペルソナが出てくるのでした」

ペルソナ「いやー、ホントこの端末は狭いですね…次はタブレットにでも変えましょうかね」(アドリブっぽく)

ミンク「……!!」

ペルソナ「おや?どうも、初めまして」

ミンク「貴方は、何者?」

ペルソナ「貴女も彼もホント自己紹介を先にしないんですねぇ…私はペルソナと申します、貴女はミンクさんですね?」

ミンク「どうして私の名を?」

ペルソナ「さぁ?どうしてでしょう、ってともかく私はこの者を連れていかなければなりませんので、それでは」

ミンク「白夜さんをどうするの!?」

ペルソナ「あぁ、元の世界へ連れて帰るんですよ」

ミンク「それは信用出来ません」

ペルソナ「はて?どうしてでしょう?」

ミンク「あなたが胡散臭いからです」

ペルソナ「ハァ…胡散臭い胡散臭いってそんなに私は胡散臭いですかねぇ?…どこが胡散臭いのかわかりません」

ミンク「服装や言動からして貴方からの胡散臭さがとてつもないです」

ペルソナ「これはこれは参りました、じゃ、私はこれで失礼」

ミンク「待ちなさい!」

ペルソナ「まだ何か?」

ミンク「白夜さんをちゃんと元の世界へ連れて帰って下さい」

ペルソナ「お安い御用で、それでは…ワンダーラーン!」

ナレ「白夜はペルソナによって抱えられ、そのままワープで夢と現実の狭間に戻ったのでした」

ミンク「彼とはもう一度会いそうな気がする……」

間

ペルソナ「さて、重いですね…んしょ…えーとゲートの到着先設定は…有栖川宅…と、じゃ…後は投げ込んでおしまいですねー、サヨナラ~白夜くん~またきてね~」

ナレ「白夜はペルソナによってゲートに放り込まれ、そして自宅の部屋に帰ることが出来たのでした…そして」

間

白夜「ん……うーん…ここは…俺の家?」(アドリブおk)

白夜「確か俺はあの時斬られたはず…感触もあったし…夢だったのか……?」

白夜「それよりも、今何日だ?」

ナレ「白夜は、充電器に刺さったままの自分のスマホを取り出し、その日の日付を見るのでした」

白夜「うわ!!もう5月5日だ!準備しねぇと不味い!」

ディアス「慌てるな」

白夜「そうそう、慌てない慌てない……って誰だ!?」
(ハァ!?!?みたいな感じで)
ディアス「我だ」

白夜「誰だ!何処にいる!」

ディアス「汝の体内だ」

白夜「なんなんだ!出てこい!」

ナレ「オフトゥンディアスは白夜の身体からHGのガンプラサイズであらわれたのでした」

白夜「いや、ホントなんなんだ?全く意味がわからんぞ」

ディアス「汝が騎士によって斬られ、命の炎が消えかかった所を我が汝の身体に入り、汝と契約を結び、汝の命の炎に火を灯したのだ…その後の事は汝を運んだ胡散臭い者にでも聞くがいい」

白夜「そうか夢じゃなかったのか…って事は!!」

ナレ「白夜がズボンのポケットを確認すると、そこには」

白夜「やっぱり…ペルソナから貰ったスマホがある……」

ディアス「それはなんだ」

白夜「ペルソナっていうヤツから貰ったモノでな、アンタが言ってた胡散臭い野郎ってのはそいつだ、
そいつと連絡取ったり別世界で迷ったりしないようにする為の物らしい」

ディアス「ならば、其の者に聞いてみろ」

白夜「いや、後でだ。」

ディアス「何故だ」

白夜「今日が妹の命日だからだ、話はそれが終わってからだ」


ナレ「こうして彼は向こうの世界で多くの謎を残したまま、自分の世界へオマケもつけて帰ったのでした

さて、彼は今後はどうするのでしょうか?

Sleepin' Dreamin

次回をご期待下さい」
全員「せーの、長い間のご静聴ありがとうございました!」      

RenyxSigu作品第一弾
『Sleepin' Dreemin』

無断使用及び無断転載禁止

登場人物+演者(♂2♀2不問 2)
(国民♀王♂兼任あり)
※M=モノローグ

登場人物+人物紹介

主人公 有栖川 白夜(ありすがわ びゃくや)21歳 ♂
身長 175cm 血液型A型
ごく平凡、ごく普通、ごく人並み
この三拍子が揃った普通の人間で社会人。
だが、情が熱い精神を持ったり物語の中で成長していく
好きなものは家庭料理、嫌いなものは5月5日

メインヒロイン 眠久(ミンク) 19歳 ♀
身長163cm 血液型O型 スリーサイズ B88-W60-H89cm

清楚淡麗という単語が似合うお布団の王国の王女様
3人兄妹の長女であり、上の兄と下の妹がいる
妹のミントと遊んでいる最中、白夜が誤って城の敷地に入った時に出会った人
こうして彼は不法侵入の罪で投獄されるが、ミンクがそれを助ける
その時にミンクは白夜に一目惚れをする。
好きなものはダウニーの香り
嫌いなものは義理の母

眠気(ミンキ) 23歳 ♂
身長 180cm 血液型B型

ミントとミンクの兄であり、お布団の国の王子様
国民から絶対的に支持される人格と整ったルックスを持っており、彼のファンクラブでさえ作られるがシスコンがたまにキズ
妹のミントの悲鳴を一番に気付き、一番に駆けつけ、一番に白夜を捕らえた人物。
怒ると鬼の姿の眠鬼になる。
ミンクとは血の繋がりの無い兄妹であり
ミントも大切だが、ミンクが大切だからこそ
だと言う気持ちを彼女が受け入れてくれず苦悩している。
好きなもの ミンク、ミント、その次に国民
嫌いなもの ミンク、ミントに群がる馬の骨

眠兎(ミント)14歳 ♀
身長148cm 血液型B型 スリーサイズ B95-W57-H83

ミンクとミンキの妹
ミンク、ミンキとは違いおちゃめな性格。
身体が弱い事から城から外に出る事を許されず
本を読んだり、兎のぬいぐるみに話しかけたり、城の敷地内をお散歩(付き添いあり)したりなどぐらいした事がない
しかし外の世界で生きていたミンクから外の世界の話を聞き、いつかは…と夢見ていたある日
彼女は誤って城の敷地に入った外の世界、ましてや異世界の人間である白夜に驚愕して悲鳴を上げてしまう
好きなもの ウサギのウサミン、ミンク
嫌いなもの ミンキ、ピーマン

ペルソナ(♂♀不問) 年齢不明

夢と現実の狭間の案内人
白夜が気がついた時、一番初めに出会った人物
そして、白夜の中の存在に気付いて教えた謎の多い人物
最終的には白夜に秘めたるもう一つの存在
それは白夜の真なる精神(ペルソナ)だということが発覚
する
好きなもの 白夜
嫌いなもの 白夜

オフトゥンディアス(♂♀不問)

その昔、布団神オフトゥンディアスが王国を冬の大寒波を防ぎ、王国を救ったと言われる神
その為に国民からはディアス様と呼ばれ、救世主として崇められている。

ナレ「この物語は、愛とオフトゥンが繰り広げるお話です、これからお聞きくださる皆さまオフトゥンに被って目をつぶってお聞きするのがオススメです、それでは物語のはじまりです」

白夜M「俺の名前は有栖川白夜(ありすがわ びゃくや)ゴールデンウィーク中にも関わらず出勤したのに昼寝を妨げられただけで怒りが爆発して部長にヘッドバットを決めてしまった…その後に課長に呼び出されて1週間の自宅謹慎処分を食らって、今その帰りなんだ」

ナレ「上司にヘッドバットなど絶対にしてはいけませんので真似しないでください、白夜は気を落としつつも家へ向かうのだった」

白夜「ただいま~!おかえり~!ご飯にする?お風呂にする?それとも…って誰もいないのになにやってんだか…」

白夜「さ、て、と…お風呂入ってご飯食べて寝るかな…。」

ナレ「仕事からの帰りで一息をつく白夜であったが
疲れ果てた彼の身体に何か異変が起こった」

白夜「うっ…!!なんだ…この眠気は…いつもとは違
う…!!ダ…メだ…今日は…早く寝なきゃヤバイ…!」

ナレ「とてつもない睡魔に襲われた白夜は辛うじてベッドに辿り着き、そのまま倒れ込んだのだった」

ペルソナ「おや、ようやく来たようですね…行ってみましょうか」

ナレ「歪曲した空間で目が覚めた白夜は、今起こっていることが現実である事に驚きつつ、帰る方法を考えていた」

白夜「ん…ここは…どこだ…視界が歪んでいる…?いや違う…ここ自体が歪んでるのか?、それにしても夢なのか?…いって!ってことは夢じゃないのか…?とりあえず、帰る方法を探さなきゃ」

ナレ「どうにか帰れないかと、声をかけたり、地団駄を踏んだり、そこらを歩き回ったりをしていると白夜の背後から人影が現れる」

ペルソナ「珍しいですね、迷い人とは」

白夜「うわっびっくりした、誰だアンタ。」

ナレ「突如として、白夜の後ろから現れたのは、道化のような風貌をとした人間だった。」

ペルソナ「相手に聞く時は、自分から名乗るのが普通、でしょう?有栖川 白夜くん」

白夜「ッ!…なんで俺の名前を知っている。」

ペルソナ「それは、ヒ・ミ・ツ…ですよ♪」

白夜「とりあえずひとつわかった事がある、相当に胡散臭い奴だなアンタ」

ペルソナ「自分でも思います♪あっ!申し遅れました私、ペルソナと申します、この夢と現実の狭間の案内人をしています、以後お見知り置きを」

白夜「名前もまた胡散臭いな…というかそんな事よりアンタこの世界の案内人だろ?現実に戻る方法教えてくれよ」

ペルソナ「現実へ帰る方法…ですか?、お安い御用です、少々お待ち下さい………あっ、これは…」

白夜「ん?どうした?まさか帰れなくなった訳じゃないだろうな?」

ペルソナ「全く…その通りでございます…ちょうど現実世界に行くためのゲートが不安定でありまして…直すのに恐らく1週間程かかるかと…」

白夜「ハァ!?帰れない挙句に1週間も帰れないのか!?俺は1週間後仕事なんだぞ?!なんとか早く直してくれ!」

ペルソナ「努力はしてみますが…もしかしたら待つよりも、あそこから繋がるお布団の国へ行けば、早く帰れるのやもしれません。」

ナレ「ペルソナが指差す方向には歪んだゲートらしき物があり、白夜は安堵した表情でペルソナに訪ねた。」

白夜「おぉ、そうか!そこはどこなんだ?。」

ペルソナ「私が近くまでワープでお送り致しますので、肩に捕まっていてください。」

白夜「あ、ああ…!」

ペルソナ「それでは行きますよ…ワンダーラーン!」

白夜「うおおお!?!? ひーきーちーぎーらーれーるーぅーぅーぅーぅーぅー……」

ペルソナM「夢の空間へようこそ…有栖川 白夜くん…
ホントはゲートなんて正常に動いていて、あなたを呼び出したのは私なんですよねぇ…
さて、彼はこの世界をどうやってここを抜け出すのか、フフフ…楽しみで仕方ありませんねぇ……」

ナレ「白夜が後ろで絶叫しながらペルソナにしがみついている中、ペルソナは含み笑いしつつ目的地へと向かった」

ナレ「白夜が夢と現実の狭間を彷徨っていたその頃、ファンタジーRPGにも出てきそうなお城にて女性と少女の2人がいた。1人は紅茶をすすり、1人はぬいぐるみを持ってぬいぐるみに話しかけていた」

ミンク「ハァ…なんか刺激的な出来事ってないのかしら」

ミント「お姉さまったら、最近そればっかり!わたしとウサミンをほったらかしてさ!…フンだ!そうだお庭に行って遊びましょ、ウサミン…あ痛っ!」

ナレ「少女がぶつかった先には、1人の背の高い爽やかな青年が立っていた」

ミンキ「また1人でウサギのぬいぐるみで遊ぶのか?ミント」

ミント「あ、お兄ちゃ…いやお兄様…!」

ミンキ「やあミント、それとミンク…その、すまんが」

ミンク「またお義母様が呼んでらっしゃるのね、お兄様」

ミンキ「…その通りだ…いつも辛い思いさせてすまん。」

ミンク「良いのよお兄様、私にしか出来ない事なんですもの…でもホントはそのセリフはお父様から聞きたかった…ううん、それよりも絶対ミントだけは守って頂戴ねお兄様」

ミンキ「ああ…だがいずれ俺はお前を助けてやるから待っていろ」

ミンク「ありがとうお兄様、気持ちだけでも嬉しいわ…
あ、そろそろ行かなきゃ…またお紅茶でも一緒に飲みましょうお兄様」

ミンキ「ああ、また一緒に飲もうなミンク、今度良いお菓子仕入れてきてあげるからな!」

ミンク「はい、お兄様!」

ナレ「彼女はそう返事して王妃が居る場所へ行くのでした」

ナレ「ペルソナと白夜は歪曲していた空間からワープしてきたのだが、そこは周り一面に雑草しかないただの草原だった。」

ペルソナ「着きましたよ…って、どうしたんですか?」

白夜「ハァッ…!ハァッ…!…死ぬ…死ぬ…!」

ペルソナ「人はそう簡単に死にませんよ、さて私はゲート直しに行かなければなりませんので、ここからは一人で頑張ってください…あ、そうだこれを差し上げましょう」

白夜「一人ってオイオイ…ん?なんだこれは、スマホか?」

ペルソナ「この世界での連絡手段です、これがあれば大抵は役に立つでしょう」

白夜「そうか、んで何処へ向かえば良いんだ?さっきから気にはなってたが、ここは人気もクソもないただの草っ原だぞ、お布団の国なんぞある気配もない」

ペルソナ「ゲートが不安定の影響でしょうか…ならばそこで、そのスマホを使ってみましょう、ナビゲーションアプリでお布団にスペースを入れて王国と打てば自動的に解釈してそれらしい目的地に向かってくれるはずですよ」

白夜「そうか!そりゃ便利だ、それじゃ早速…ってここから20km! ? ! ? ! ?」

ペルソナ「あら、着いたところが結構遠かったんですね…申し訳ありません」

白夜「冗談じゃねぇぞ!ここから徒歩で20kmってどんだけかかると思ってるんだよ!」

ペルソナ「いやはや…すみませんすみません、
さてそろそろ行かなければ…それでは白夜くん頑張ってくださいね!ワンダーラーン!!」

白夜「おい!待て!まだ聞きたい事が!!…って行っちまった…」

白夜M「ハァ…歩かなきゃいけないのかぁ……まぁ考えても仕方ないか…なるようになるさ……」

ナレ「彼はこうして未だ見た事も無いお布団の国へと赴くのでした、さてこれからどうなるのか……」

白夜「フゥ…流石に歩き疲れた……
どこかで少し休みたい所だが、休めそうな木陰も何も無いな…」

ナレ「ペルソナと別れ、歩き始めてから30分程経った頃
流石に歩き疲れ、どこか休めそうなところ探している時に、一台の馬車が通りかかった」

御者「兄ちゃんどうしたんだい?そんなとこでへたり込んで」

白夜「あ、どうもすみません…お布団の国へ向かってる最中なんですよ」

御者「そうかそうか!それはだいぶ遠かっただろう!オフトゥン国ならアタイが住んでいる所でさ、今から帰るとこだったのさ!乗ってきな!」

白夜「オフトゥ…ン……?」

御者「国の名前さ!早く乗りな!」

白夜「あ、はい!すみません!」

白夜「フゥ…助かった……さぁオフトゥン国まであと少しだ!」

ナレ「こうして彼は幸運にも通りかかった馬車の御者に感謝しつつ馬車の後ろに乗り、オフトゥン国へ向かった」

ナレ「そして、馬車が乗せてもらってからさらに30分そど経った頃、馬車は止まった」

御者「ほら、着いたぞ」

白夜「うわー…本当にオフトゥン国って言われるだけあるなー…」

ナレ「到着するとそこは、お布団を自慢し合い、お布団を干して、お布団を被り、お布団シーツを売っている者たちで賑わっている繁華街が白夜の目に映った」

白夜「さて、目的地に着いたはいいんだけど…あとどうすんだ?……アイツ、この後について何も説明しなかったからなー…」

御者「おい、兄ちゃん、ちょっといいかい?」

白夜「あ、はい?」

御者「≪コソコソ話≫ あんた、余所モンだろ??いいかい?無闇に布団なんて不敬な言葉使ったらダメだぞ」

白夜「≪コソコソ≫ え? なんでですか?」

御者「≪コソコソ≫ もし、国の兵士どもの耳に入ってみろ…そりゃあもう極刑もんだ」

白夜「≪コソコソ≫ ひいい!マジかよ…気を付けますわ…」

御者「そういうこった…それじゃあ兄ちゃん、達者でな!」

白夜「あ、ありがとうございました!……さて、とりあえず探索かな」

ナレ「白夜は自分を送ってくれた優しき馬車の御者に手を振って別れ、そして帰る方法を探し、それから10分程が経った」

白夜「………無い、何もない!! 手掛かりがなにもないぞ!! 」

ナレ「帰る方法が見つからなく、途方に暮れていた時に聞き覚えのある声が白夜のスマホから聞こえる」

???「いやはや、お困りのようですね」

白夜「なんだなんだ?この胡散臭い喋り方と声は…このスマホからか?」

ナレ「白夜がスマホを取り出し開いてみるとそこに見覚えのある人間の顔が写っており、彼は驚愕した顔で問いました」

白夜「おま、ペルソナじゃねぇか!今度は一体なんなんだ!」

ペルソナ「どうも、先程ぶりですね、どうですか?目的地着きましたか?」

白夜「着いたのは着いた、だけど手掛かりなんてもんは一切無かったぞ」

ペルソナ「んー…それじゃあ城に行ってみましょうか」

白夜「行ったよ、そしたら城門にいた奴に何の用だ!   
って門前払いだったさ」

ペルソナ「そうでしたか…ならば、忍び込んじゃいまし
ょうか」

白夜「ハァ!? バレたらどうすんだよ!」

ペルソナ「その時は大人しく腹を括るしかないですね」

白夜「何恐ろしい事サラッと言ってんだよ!…でもそれ
以外の方法なんて無いわな…」

ペルソナ「ま、そういう事ですので、頑張ってくださ       
いね~(スマホの画面が切れる)」

白夜「あ、おい!…ハァ、とりあえず登れそうな所とか  
無いか?…」

ナレ「無責任なアドバイスを受けた白夜は、他の方法も見つからなかったため、城門近辺を調べる事にしたのでした」

白夜「うーん…このあたりは無さそう…だ……って穴空いてんじゃん!」

ナレ「白夜が城壁の周りを調べながら歩いてると、
そこに人一人分入れる程の穴が空いていた。」

白夜「狭そうだな……でもなんとか入れそうだな
よし、入ってみるか」

ナレ「白夜が城内に忍び込んでいるその頃、オフトゥン国の王女の一人であるミントは庭に1人でぬいぐるみと戯(たわむ)れていました」

ミント「もう!お姉様ったら外の世界の事ばかり口にして、ちっともミントの事相手にしてくれない!
ねぇ!ウサミン!」

ミント「ウン、ソウダネ!モットミントノ事モ気ニ
カケルベキダネ!」

ミント「やっぱり私の事一番わかってるのウサミンだけね!……あっ!キレイなお花さんが咲いてる!
そうだ、ウサミンにお花のティアラ作ってあげる!」

ミント「♪~(鼻歌)~」

ナレ「ミントはウサミンの花飾りを作っていた側で、一つの物影がミントの胸元に現れる。」

白夜「城の周りどこも兵士やメイドだらけだな…どこか入りこめそう…な……デカイ…」

ナレ「そして白夜は胸の方に目線を向け、そして二人は顔を見つめ会う」

ミント「………ッ!!!キャアアアアアアアアア!!」
白夜「…………ッ!!!ウワアアアアアアアアア!!」
(同時に)

白夜「なっ!!待て!俺は別に怪しいモノじゃ…いや、怪しいか…じゃなくて!頼むから静かにしてくれ!」

ミント「イヤアアアア!!変態!!変態!!変態!!」

ナレ「ミントは悲鳴をあげ、助けを呼び、
何処から現れたのか兄であるミンキが飛んで現れました」

ミンキ「どうしたぁぁ!!何があったぁぁぁ!!
お兄ちゃんに言ってみろぉぉぉぉ!!」

ミント「お兄ちゃん!!そこに痴漢が!痴漢が!」

ミンキ「なぁぁにぃ!?痴漢だと!?曲者が!
この私が成敗してくれよう!!」

白夜「待ってくれ!俺は痴漢じゃねぇ!!
人の話をきけぇぇぇぇ!」

ナレ「白夜は必死に説明しようとした、だがミンキは怒りにより鬼の様なもう一つの姿の眠鬼となり、腰から剣を抜き、白夜を斬りかかる」

ミンキ「問答無用!!我らが神!オフトゥンディアスの裁きを受けろ!!」

ナレ「そこで、1人の女性の声がミンキの手を止めた」

ミンク「待ちなさい!!お兄様!!」

ミンキ「ッ!! ミンク…!!」

白夜「ッ!!!!……あ、あれ?助かったのか?」

ナレ「間一髪、煌びやかなお布団に包まれていた如何にも王女と言わんばかりの姿の女性がミンキを止めましたが、どうやら彼女は怒りの様子だった」

ミンク「お兄様!王子であろうものが一人の人間の話を聞かず、己の正義だけで裁こうなどと一国の王子のすることか!愚の骨頂である事を知りなさい!そしてミント!貴女は王女でありながら一人の人間を見ただけで驚いてはなりません!貴女は後でまたお話しします!部屋に戻りなさい!」

ミント「…はい」

ミンキ「しかし!ミンク!現にこやつはどう見ても不法侵入者だ!!」

ミンク「私の言っている事がわからないのですか?
下がりなさい!」

ミンキ「…クッ!しかしこの事は父上に報告させてもらうぞ、命拾いしたなボロ切れ」

ナレ「ミンクに叱咤を受け、手を止めざる得なかったミンキは捨て台詞を吐き、その場から去るのでした」

白夜「……フゥ…助かった…」

ミンク「大丈夫でしたか?」

白夜「あぁ…ありがとうお嬢さん…いやお姫様かな?」

ミンク「いえ、礼には及びません…ですが貴方がどうやってこの城に入ったかは存じませんが、この城内を不当に入ったのは事実…牢獄に入ってもらいます」

白夜「待ってくれ!俺の話を聞いてくれ!」

ミンク「話は王との謁見の時に聞きます、誰か!この者を連れて行きなさい」

白夜「俺は!この世界の人間じゃないんだ!聞いてくれぇぇぇぇ…」

ナレ「こうして白夜は城内不法侵入の罪により兵士に牢獄へと連行された」

ミンク「この世界の人間じゃ…ない…?、どういう事かしら…」


白夜「てか、ミンクちゃんその鍵どうしたんだ?」

ミンク「あ、牢の番に…そう!借りたんです!」

白夜「借りた、ねぇ…ハハッ」

ミンク「信じられないって言うんですか?」

白夜「信じるもなにも、借りたっていうのが面白くってね」

ミンク「女の子には秘密がいっぱいなんです!」

白夜「いやいやごめんよ…そんで、何処へ行くんだ?」

ミンク「あなたの帰る方法ですが、もしかすると儀式の間に行けば帰れる可能性があります」

白夜「儀式の間?」

ミンク「そこでは私たちが祀っている神、オフトゥン・ディアス様へ血を供え、この国の平穏を保ってもらうための儀式なのです」

白夜「そんなにすごい神なのかよ」

ミンク「ええ、ディアス様はその昔の遥か昔にこの国を冬の超弩級大寒波から守ってくださった神なのです、それにも関わらず、あなたは言ってはならない禁句を言ってしまったのですよ?」

白夜「そうなんか、知らなかった…」

ミンク「それで白夜さん、さっき牢屋で誰と話してたんですか?」

白夜「ああ、それは…」

ナレ「白夜たちが儀式の間へ向かいながら話してると遠くからミンキの声がするのでした」

ミンキ「脱走だー!!!あの冒涜者が脱走したぞ!まだ近くにいるはず!皆の者、手分けして探せ!!」

ミンク「お兄様の声…!!走りますよ!儀式の間まであと少しです!」

白夜「あ、ああ!!」

ナレ「ミンキが脱走に気づき、白夜を探すのでしたが
一足早く白夜たちは儀式の間に辿り着くのでした」

白夜「ハァ…ハァ…とりあえず…着いたけど、どうするんだ?」

ミンク「少しお待ち下さい…本の言い伝えによれば国民の血と国民ではない人間の血を混ぜて捧げれば布団神が現れるだろうと書いてあったはず…あった!」

ナレ「ミンクが本を見ながら親指を噛んでその血を皿に入れたのでした」

ミンク「白夜さんも!」

白夜「え?俺!?ナイフとか無いの?」

ミンク「え!?ナイフとかですか!?えーとえーと…」

ナレ「ミンクがナイフを探してると、そこにミンキがやってきたのでした」

ミンキ「見つけたぞ!捕まえろ!」

ミンク「ここはなんとか食い止めます!貴方は早く血を皿に!!」

白夜「ンな事言われても親指を噛んでも出ねぇよ…」

ナレ「白夜が慌てているうちにミンクは兵によって捕らえられ、眠鬼となったミンキがあらわれたのでした」

ミンキ「やっと見つけたぞボロ切れ」

白夜「クッソ…ミンクちゃん」

ミンク「すみません…」

ミンキ「ミンクをたぶらかした挙句に脱走か…いい度胸だな、私は貴様がもし不審な行動取った際には抹殺しても良いと命を受けているのだ」

白夜「へぇ…それで…?」

ミンキ「貴様を今ここで…斬る!!」

ナレ「白夜は間一髪ミンキの袈裟斬りを躱(かわした)したのでした」

白夜「シャレになんねぇって!」

ミンキ「良く避けたな…褒めてやろう…貴様たった今からボロ切れからただの布だ!ハァ!!」

白夜「そんな変わんねぇ…よ!!」

ミンキ「一度ならず二度までも…!ちょこまかちょこまかと……次は斬る!」

ミンク「お兄様!!やめて!それだけは!!クッ!」

白夜「なんかオーラが見えるしとてつもなくヤバイ気がする…!」

ミンキ「ンンンン!!ハァッ!!」

ナレ「ミンキが赤いオーラを出しながら剣を構え、そして一瞬の刹那の如く白夜へ斬り込みました」

白夜「……ぐふっ…」

ナレ「白夜の体から血が飛沫をあげ、部屋全体に白夜の血が付くのでした」

ミンキ「私をここまで怒らせるとは貴様が初めてだ、貴様の事は忘れんぞ…おい、死体の処理は任せたぞ」

ミンク「白夜さん!白夜さん!しっかりしてください!!白夜さん!!」

白夜M「どうしてこうなったのだろう…俺はふつうに生きたかっただけなのに…光が…広がる…嗚呼…
オフトゥン…オフトゥン…オフトゥン…」

ナレ「白夜の身体が突然光り始め、周りの兵たちを吹き飛ばしたのでした」

ミンク「なに?なんなの??……あっお皿が光っている!まさか!」

ミンキ「何事だ!」

ナレ「そして白夜の身体から大きなオーラが現れたのでした」

ディアス「我を呼ぶのは汝らか…」

ミンキ「な、なんなんだ?!こいつは!!」

ディアス「我が名は布団神、人間にはオフトゥン・ディアスと呼ばれている」

ミンキ「こ…こんなもの…こんな化け物が私達の神であってたまるものか!!この場で斬り裂いてくれる!!」

ミンク「お兄様!ダメェ!!」

ディアス「ただの人間如きが我に剣を振るうか…」

ナレ「ミンキがオフトゥンディアスと名乗る巨大なオーラに向かって斬りかかるが、手の一払いで親衛隊共々吹き飛ばされ、そのまま倒れたのでした」

ミンキ「ぐあっ!……くっ……」

ミンク「お兄様!!」

ディアス「そして汝が我を呼んだのか?」

ミンク「いえ、私は…あなたは本当にディアス様なのですか?」

ディアス「いかにも私がオフトゥン・ディアスだ」

ミンク「ならば今ディアス様が媒体にしている者こそディアス様を呼んだ者です!私はその手伝いをしたに過ぎません…」

ディアス「ほう…この者が…しかし、もう手遅れのようだ…助けようにも今の我では力が足りん…」

ナレ「オフトゥンディアスは白夜に体を向けたのでした」

ディアス「きっとこの者は必死な思いだったのだろう、だからこそ我はこの現世に呼び覚まされたに違いない」

ナレ「ミンクはオフトゥンディアスに泣きながら懇願するのでした」

ミンク「……ディアス様…ご無礼をすみません!この者をどうかお助け下さい!」

ディアス「…何故(なにゆえ)にこの者に気をかける?」

ミンク「この者はこの世界の人間ではございません!だからディアス様を呼び、自分の世界へ帰ろうとし、私がその手伝いをしようと思ったのですが、そこで兄に斬られたのです…」

ディアス「……助ける方法はない事もない」

ミンク「助ける方法…それは?…」

ディアス「汝がこの者に愛を込めた接吻(くちづけ)を交わす事だ、そしてその力を頼りに我はこの者の中に入り、もう一度命の炎を灯す」

ミンク「…わかりました、でもそうしたらこの者は元の世界に帰れないのでは?」

ディアス「後はこの者の運次第だ」

ミンク「そうですか……わかりました、この者には絶対にこの事は内緒にして下さい」

ディアス「請け負った」

ナレ「そしてミンクは白夜にそっと口づけをして、オフトゥンディアスは二人の間に見える力を吸収し白夜の中に入るのでした」

ミンク「これで、助かるのかしら……」

ナレ「突如として、心臓の鼓動が儀式の間の中で木霊するのでした」

ミンク「今度は、なに?」

ナレ「白夜の身体が光り、そして宙へ浮かび上がったのでした」

ミンク「どうしたっていうの!?」

ナレ「白夜のズボンのポケットからスマホが落ちて、そこからペルソナが出てくるのでした」

ペルソナ「いやー、ホントこの端末は狭いですね…次はタブレットにでも変えましょうかね」(アドリブっぽく)

ミンク「……!!」

ペルソナ「おや?どうも、初めまして」

ミンク「貴方は、何者?」

ペルソナ「貴女も彼もホント自己紹介を先にしないんですねぇ…私はペルソナと申します、貴女はミンクさんですね?」

ミンク「どうして私の名を?」

ペルソナ「さぁ?どうしてでしょう、ってともかく私はこの者を連れていかなければなりませんので、それでは」

ミンク「白夜さんをどうするの!?」

ペルソナ「あぁ、元の世界へ連れて帰るんですよ」

ミンク「それは信用出来ません」

ペルソナ「はて?どうしてでしょう?」

ミンク「あなたが胡散臭いからです」

ペルソナ「ハァ…胡散臭い胡散臭いってそんなに私は胡散臭いですかねぇ?…どこが胡散臭いのかわかりません」

ミンク「服装や言動からして貴方からの胡散臭さがとてつもないです」

ペルソナ「これはこれは参りました、じゃ、私はこれで失礼」

ミンク「待ちなさい!」

ペルソナ「まだ何か?」

ミンク「白夜さんをちゃんと元の世界へ連れて帰って下さい」

ペルソナ「お安い御用で、それでは…ワンダーラーン!」

ナレ「白夜はペルソナによって抱えられ、そのままワープで夢と現実の狭間に戻ったのでした」

ミンク「彼とはもう一度会いそうな気がする……」

ペルソナ「さて、重いですね…んしょ…えーとゲートの到着先設定は…有栖川宅…と、じゃ…後は投げ込んでおしまいですねー、サヨナラ~白夜くん~またきてね~」

ナレ「白夜はペルソナによってゲートに放り込まれ、そして自宅の部屋に帰ることが出来たのでした…そして」

白夜「ん……うーん…ここは…俺の家?」(アドリブおk)

白夜「確か俺はあの時斬られたはず…感触もあったし…夢だったのか……?」

白夜「それよりも、今何日だ?」

ナレ「白夜は、充電器に刺さったままの自分のスマホを取り出し、その日の日付を見るのでした」

白夜「うわ!!もう5月5日だ!準備しねぇと不味い!」

ディアス「慌てるな」

白夜「そうそう、慌てない慌てない……って誰だ!?」
(ハァ!?!?みたいな感じで)
ディアス「我だ」

白夜「誰だ!何処にいる!」

ディアス「汝の体内だ」

白夜「なんなんだ!出てこい!」

ナレ「オフトゥンディアスは白夜の身体からHGのガンプラサイズであらわれたのでした」

白夜「いや、ホントなんなんだ?全く意味がわからんぞ」

ディアス「汝が騎士によって斬られ、命の炎が消えかかった所を我が汝の身体に入り、汝と契約を結び、汝の命の炎に火を灯したのだ…その後の事は汝を運んだ胡散臭い者にでも聞くがいい」

白夜「そうか夢じゃなかったのか…って事は!!」

ナレ「白夜がズボンのポケットを確認すると、そこには」

白夜「やっぱり…ペルソナから貰ったスマホがある……」

ディアス「それはなんだ」

白夜「ペルソナっていうヤツから貰ったモノでな、アンタが言ってた胡散臭い野郎ってのはそいつだ、
そいつと連絡取ったり別世界で迷ったりしないようにする為の物らしい」

ディアス「ならば、其の者に聞いてみろ」

白夜「いや、後でだ。」

ディアス「何故だ」

白夜「今日が妹の命日だからだ、話はそれが終わってからだ」

ナレ「こうして彼は向こうの世界で多くの謎を残したまま、自分の世界へオマケもつけて帰ったのでした

さて、彼は今後はどうするのでしょうか?

Sleepin' Dreamin

次回をご期待下さい」
全員「せーの、長い間のご静聴ありがとうございました!」