メモ

未完成の設定とか、なんでも気軽に書き留められるページ。

【人間の穢れを知る者と人を超えし者の伝承】
リュミエの伝承があった。
彼女は超常的な力を操り、その力を人の為に使う。
彼女は人間ではなく、ゆえに家族も存在しなかったが、人々は彼女を善き隣人として接した。
彼女がいた街、ルクスカーデンでは、人々の生活のあちこちに彼女の魔法が介在し、その暮らしを支えていた。

そこから遥か遠い星で、のちに賜主となる青年はリュミエの伝承を聞いた。
彼はリュミエとその魔法に憧れを抱いた。
他の命を殺して食い物にせずとも生きられる高潔な肉体。悪しき企みを挫く超常の力。悲しみを防ぎ護ろうとする優しい心。彼の描いた理想像の写しを完璧に体現していた。
彼はその憧れからリュミエの持つ魔法をどうにか再現しようと研究を重ねた結果、彼女が持つ星杖アストレガリアを参考に最新の量子理論でカルナを操る装置“量元核レガリア”を作りあげた。
彼は量元核レガリアを使って悪を裁き、平穏な世界を作ろうとした。その結果、もたらされたものは

【燎星心羽 - ルーツを探す旅】
“魔法とともに生きた街” ルクスカーデン。
かつてリュミエが過ごしていた街。その魔法と共存し、繁栄していた穏やかな街。
中盤〜終盤に訪れることになる。
魔法とはなんなのか? リュミエとはなんだったのか?
そんな疑問に対しての答えがここにある。

【燎星心羽の回想①】

「あなた、名前なんて言うの?」
「ナマエ? ナマエってなに?」
「あなたが生まれた時、親からもらったでしょ?」
「親なんていないよ」
「そんなはずないわ、ひとは誰だって親がいるもの。あなた、記憶喪失なんじゃない?」

END

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