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第三章プロット下書き
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これまで世界各国に対し魔法技術を秘匿して、その優位性を確固たるものにしてきたルクスカーデンだが、その鎖国的姿勢は各国からの信用を失墜させていた。そのため周辺諸国(17か国)と互いに協議、勧告、要請を重ねてきたが先日ついにこれが決裂。周辺諸国はレアディス連合軍を結成させるとともに、ルクスカーデンを”脅威技術保有国家”と認定。宣戦布告する事態となった。 この事態にアポロとリーンにも戦線に参加すべくルクスカーデン政府からも通達があった。このことに恵美子も交え三人に動揺が走る。 先日、伝えられた通達に納得ができないアポロとリーン。自分たちはそこに生きる人々を守るための存在だったはず。その存在意義が足元から崩れ落ちる思いにリーンは眩暈がする思いだった。アポロもその穏やかな人柄ゆえに静かながらに苦しむ。恵美子もまた、息子たちを人殺しの道具にするのか、そんな思いをさせてしまうのか葛藤した。(ここまで回想シーン) それぞれの思いを話し合った結果、アポロとリーンはゴーレムが作られた前提に、母である恵美子を始め多くの人の善意があったことを信じ、彼女を連れて自分たちの戦う意義をルクスカーデン政府、上層部と再度話し合うべく、王都にある参謀本部総合指令作戦室へ向かう。
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