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朝憬への詩 1話プロット
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シーン1 「七色の星」 時間:夜〜明け方 場所:心羽の家 人物:心羽 梯子を登り、屋根裏から屋上に出る心羽。星々を眺め静かな夜の風にあたる。一人になれるこの秘密の時間を味わっていると、突如北の空が閃光のように光る。そしてそこから虹色の光が流れ星の如く降り注ぎ、このルクスカーデンの大地にゆっくりと落ちてゆく。その光景をうっとりと眺めていると、そのうちのひとつが心羽の元へと向かってくる。思わずその光を掴むと、心羽の手の中で光は宝石を宿したペンダントへと姿を変えた。それを見た途端、心羽は忘れかけていたある出来事をフラッシュバックしそうになるが…。 注釈:心羽が屋上で秘密の時間を過ごすとき、普段の悩みや将来への不安をぽつぽつと言葉にして星々に語りかける。星が聞いてくれてるとは思っていないが、それで少し心羽は楽になるのだった。 シーン2 「朝」 時間:朝 場所:心羽の家〜ルクスカーデン13番街 人物:心羽、詩乃 目が覚め、あれは夢だったと落胆する心羽。しかしペンダントを見て少し高揚する。朝食をとりながら詩乃とたわいもない会話をし、着替えて出かけ、アレグロに向かう。人々の営みの中(鐘の音追加)を歩きながら、心羽はその中にいないような感覚を覚える。 このシーンで登場する揮石 朝食の揮石→振ると机の上に朝食が出現する。心羽は「いつもの朝食」をイメージしたため今日はベーコンエッグとサラダ、トーストの組み合わせ。 寝癖直しの揮石→振ると寝癖がおさまる。心羽が最後の1回を使い、詩乃に買ってくる旨を伝える。 シーン3 「練習風景」 時間:昼前 場所:集会所2階 人物:心羽、広夢、アレグロの面々 合奏の練習。トランペットを吹く心羽。広夢の誠実な人物像の描写と、それを慕う団員の面々。 シーン4 「休憩」 時間:昼 場所:カフェ・すてら 人物:心羽、遥香 4の鐘で休憩に入った心羽と遥香。いつもの喫茶店「カフェ・すてら」でコーヒーを飲むふたり。心羽は朝に感じた将来への不安を口にする。遥香は共感できないものの、気にしないでいい旨を伝える。遥香は心羽の付けたペンダントに目が止まり、夢の話へと移り変わる。心羽はペンダントの入手経路をごまかす。 ここで心羽と遥香の人物像を軽く描写。遥香の背景(すでに働く先(教会のシスター、親の家業を受け継ぐ)があり、心羽に寄り添うことはできても共感はできない)があるとよき。 そしてこの共感できないけど支えあえるという関係が心羽に自信を与える。 シーン5 「影魔出現」 時間:昼、シーン4の直後 場所:カフェ・すてら〜外 人物:心羽、遥香 休憩の時間を終えて心羽と遥香が店を出た時、時計塔の鐘がゴンゴンけたたましく鳴り、塔の上にいる見張りが影魔の出現を告げる。あたりは緊迫した空気に包まれ、突然のことに慌てて逃げ惑う人、屋内に避難する人、その様子を見に行く野次馬など様々な人の流れが混じり合う。心羽と遥香は物陰に隠れて騒ぎの様子を見守る。 「こんな市街地に影魔がくることなんて、滅多にないよね」 やがてはニーベルゲンの兵士たちがやってきて影魔を退治してくれるはずだが、久々のこととあってなかなか到着しない。その間にも影魔に襲われた人々は次々と意識を失い、倒れていく。 心羽はその光景をただ眺めている現状に、モヤモヤする何かがあった。 影魔の恐ろしさを強調する描写があるとよき。 このシーンのどこかで影魔とニーベルゲンに関するざっくりとした説明を心羽が行う。 影魔は日常に存在し、こうして出現したときは時計塔の鐘が鳴り、塔の立番が影魔の具体的な情報を大声で伝える。鐘を聞いたニーベルゲンの兵士は即時出動する(が、たった一人で影魔を相手取るのは無謀であり、多くの兵士は砦で仲間を集ってから数人で向かう)。括弧内は説明しない シーン6 「魔法」 時間:昼、シーン5の直後 場所:外 人物:心羽、遥香、影魔 物陰から見ていた所を影魔に気付かれてしまうふたり。その際影魔の発した「……貴様、羽の使者か」というひと言に心羽はハッとする。その瞬間、心羽は夢で見た記憶を思い出す。 「そうだった…私は羽の使者で、影魔と戦えるんだ」 バレた、逃げようと遥香は心羽の手を引くが、心羽は逃げようとせず、影魔に立ち向かえることを若干興奮気味に伝える。 しかし遥香はさっぱり理解できず、きょとんとしている。 そんな遥香に心羽は「信じて」のジェスチャーを送ると、影から飛び出して道の真ん中に立ち、影魔の方へ向き直る。 それをみた遥香は心羽の意思の強さを感じて見守ることにする。心羽が首にかけられたペンダントを右手で引きちぎると、透明だったペンダントが赤く輝き、心羽の意思に応じるかのように強く光るが、その脚はまだ震えているように見えた。 そのままペンダントトップを胸元にもってきて目を閉じ、使い方を思い出すと、心羽はその脚で一歩踏み出して右手を斜め下へと振り払った。ペンダントは赤い軌跡を描き、足下からは円形の魔法陣が出現。魔法陣からは光が溢れ、ペンダントからは炎が流れるように出てきて舞い踊り、それぞれが心羽を包み込む。 遥香や周りで見ていた者は明らかに目の前で起きている魔法的な現象に驚きや戸惑いを隠せない。 心羽の背中からは実体のない光の翼が広がり、大きくはためいて取り囲む炎と光をかき消すと、羽の使者となった心羽がその姿を現した。 このシーンの主観は途中まで心羽、途中から遥香。
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