【遥香】

普段から心羽と行動を共にする、アレグロのメンバー。

・容姿

・プロフィール
14歳。一人称は「私」。心羽の前では「うち」を使うことも。
パステルパープルの瞳と髪を持ち、心持ち心羽より身長が高い。
髪型はミディアムストレートで、左の前髪をピンで留めている。
心羽とは同い年で、教会に隣接した家で暮らす。
アレグロ音楽団に所属し、演奏する楽器はアルトサックス。
心羽と違う中学校を卒業し、正式ではないものの既にシスターとして教会で働きはじめている。

・家族関係
教会の司祭を務める父、修道女の母と3人暮らし。
年の離れた兄がいて、この教会を引き継ぐことになっていたが結婚を理由に家を離れてしまう。
そのため両親から教会を引き継ぐことを強く勧められている。

・性格
理知的で好奇心旺盛。音楽が好き。少し子供っぽい面も。
賢さと幼さのギャップ故に学校で素の自分を晒すことはなく、頭はいいけど変わり者という印象を持たれていた。
調べものをすることが多く、よく図書館に通う。
常識に囚われず、そのため宗教に対しても疑問を持ち、自分には信仰心がないと思っている。
なので内心では、自分が教会の司祭を引き継ぐのには抵抗があり、自分の知的好奇心を満たせる仕事を望んでいる。
その一方で頑張り屋の面もあり、親の手伝いやアレグロで担当したパートはきっちりこなし、教会に集まる信者からは努力家な看板娘として親しまれる。
実際に教会の人々との関係は良好で、司祭の後継ぎに少し気があるのはそのため。

・経緯
幼いころ、兄が買ってきたアルトサックスに興味を持ち、楽器を調べているうちにアルトサックスの虜になってしまう。
しかし兄はアルトサックスを置いて婚約相手のもとへ行ってしまったため、遥香がその楽器を譲り受ける。
技術は知識とは違い、調べて手に入るものではないため楽器を習える場所を探すなかで、アレグロ音楽団を知り団員になる。
アレグロでたったひとりの小学生だったが、ほどなくして心羽が入団したため最年少組はふたりになる。
遥香と心羽は多くの共通点があり、次第に仲を深めていく。楽器こそ違うものの、演奏技術も競うように上達して今では大人たちと並べても見劣りしない音色を奏でる。

・心羽との関係性や共通点
ふたりとも学校では真面目な優等生を演じていたため友だちが少なく、悩みや愚痴が言える同級生の友だちはお互いしかいない。そのためふたりの関係は1話開始時点ですでに親友と呼べるほどのものになっている。
また、思いついたことはすぐにやろうとしたり、若干向こう見ずで幼さを伴った好奇心があるのも共通。
アレグロでは、お互いの担当するパートが対旋律になることが多く、個人練習の時はよく合わせて練習している。
ふたりの行きつけは「カフェ・すてら」。よく頼むコーヒーはクリームの乗った「パンナフルスタ(23ダイヤ)」。昼食もここで摂ることが多い。
行きつけではないが調べものでアスケラ市立図書館に行くことも多く、ふたりとも館内の本棚の配置を覚えてしまっている。
ふたりとも歌うことが好きで、話すことがなくなると歌い出す。そしてふたりでハモる。
共有している交換ノートがあり、アレグロの予定を書いたり、面白いこと、ふたりでやりたいこと、イラストなどが自由に書かれている。ある時から歴史書にあった暗号を面白半分で使うようになり、やがて秘密のやりとりはこの暗号で行うようになった。
ほかにも手話によるジェスチャーなど、ふたりの間には多くの変わったコミュニケーション手段がある。
…などなど。

END

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