あなたは、スパイスを使った料理と聞いて、何を思い浮かべますか。 食欲をそそる独特な香りや口に入れたときの辛さが魅力的なカレーは、今や日本の国民食といわれるほど、多くの人に愛されています。 この料理には、クミンやコリアンダーの香りトウガラシやペッパーのみなどといったように、スパイスが欠かせません。 世界中に100以上もの種類が存在するといわれるスパイスは、漢字でと書くように、それぞれ特有の香りや色によって料理にアクセントを付ける食材のことをいいます。 そのほとんどが植物の果実や皮、花や葉などで、生の状態で使うこともあれば、乾燥させたうえて砕いて用いることもあります。 また多くの香辛料は、香りや、色調の三つのうち一つの機能だけでなく、二つあるいはすべての働きを併せ持っているといいます。 これらは、わたしたちの体に良い影響をもたらしてくれます。 例えば、代謝を上げる効果や抗酸化作用、腸の調子を整え、発汗させてくれるものもあります。 それぞれの特長や効果を知って、料理にうまく取り入れたい食材だといえるでしょう。



お祭りといえば、あなたは何を思い浮かべるでしょうか。 かき氷やたこ焼き花火など思い出すだけでもわくわくしてきます。 わたしは金魚すくいが得意で、子供のころは、友達と競い合っても負けたことがありません。 そして金魚といえば、オレンジ色のものが最もなじみ深いのではないでしょうか。 他にも白地に赤色の模様が付いたものや真っ黒のものなど、さまざまな種類が存在します。 そんな美しい姿を持つ彼らですが、実はその祖先はフナです。 あまり色鮮やかなイメージのない魚ですが、どのような経緯で彩色豊かな見た目の生き物になったのでしょうか。 実はフナは突然変異によって体の色が赤いものが生まれることがあります。 これをヒブナといい、これが金魚の先祖だとされているようです。 生まれたてのときは色素がなく透明ですが、成長していく過程で、フナに似た黒っぽい体へと変わります。 そこから少しずつ黄色のような色に変化し、大人になるころには、全身が鮮やかな赤やオレンジになるそうです。 このように、金魚の成長過程を見てみると、生まれたては形や色が、フナに近いということが分かります。