No.? version 33
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No.? The Ark is rowing now.
始まりは悲哀からだった。
その中にあって、尚も呼吸を続けるには、その出会いは必要だった。
二人の星の御子は、抱いていた憧憬の先に互いを見つけた。
二人は互いを知らない。だがその存在は確かに感じていた。
二柱の神は、抱いていた憧憬の先に互いを見つけた。
二柱は互いを知らない。だがその存在は確かに感じていた。
赤い星の御子は詩を抱き、青い星の御子は言葉を携えていた。
赤い星の御子は、世界に美しさを見出すべく詩を唄うも、世界に伝えること難く、涙した。
青い星の御子はその涙を知るも、だが言葉で涙を拭うこと叶わず、悲しき言葉を詩の神に向けた。
二柱の一方は詩を抱き、もう一方は言葉を携えていた。
詩の神は、世界に美しさを見出すべく詩を唄うも、世界に伝えること難く、涙した。
言葉の神はその涙を知るも、だが言葉で涙を拭うこと叶わず、悲しき言葉を詩の神に向けた。
しかして、二人は詩と言葉を編んで物語とし、星の方舟に乗せて空に流す。
しかして、二柱は詩と言葉を編んで物語とし、星の方舟に乗せて空に流す。
その先に見出されるものを信じて。
其れは、慈しまれる希望
其れは、唯一の贖い
其れは、贈りあう貰い火
其れは、...繋ぐ――
始まりは悲哀からだった。
その中にあって、尚も呼吸を続けるには、その出会いは必要だった。
二柱の神は、抱いていた憧憬の先に互いを見つけた。
二柱は互いを知らない。だがその存在は確かに感じていた。
二柱の一方は詩を抱き、もう一方は言葉を携えていた。
詩の神は、世界に美しさを見出すべく詩を唄うも、世界に伝えること難く、涙した。
言葉の神はその涙を知るも、だが言葉で涙を拭うこと叶わず、悲しき言葉を詩の神に向けた。
しかして、二柱は詩と言葉を編んで物語とし、星の方舟に乗せて空に流す。
その先に見出されるものを信じて。
其れは、慈しまれる希望
其れは、唯一の贖い
其れは、贈りあう貰い火
其れは、...繋ぐ――