CーC–B『Romanticが止まらない』
先月12月14日に、笠浩二さんが脳梗塞のため亡くなられたのを受けて選ぶことにしました。
訃報を知った時は、本当にビックリしました。
ベース担当だった、渡辺英樹さん(2015年没)に次いででしたからね…
エピソードとして
“バンド名を『Coconut Boys』から『C-C-B』表記に統一(変更)した後の第一弾シングル。
TBS系連続ドラマ『毎度おさわがせします』の主題歌に使用された。
本楽曲がリリースされる前年(1984年)にヒットしたTBS系連続ドラマ『うちの子にかぎって…』でチェッカーズの楽曲が主題歌及び挿入歌に使用され話題になったこともあり
『毎度おさわがせします』でも引き続きチェッカーズの楽曲を予定していたが
諸事情で立ち消えとなり、一世風靡セピアの名が上がり話を進めたが、硬派を売りにしていた彼らのスタンスとドラマの内容がマッチしないということで
白紙に戻った経緯を経て、C-C-Bの音楽プロデューサーであり
筒美京平の実弟である渡辺忠孝に主題歌提供の依頼が持ち込まれ、C-C-Bを抜擢することになった。
渡辺は筒美に「ヒットする曲を作って欲しい」と依頼し、筒美は「松本隆が作詞をすること」を条件に快諾した。
ほうほう🤔
そんな経緯があったのね🤔
あと、こんなエピソードも
筒美はドラム担当の笠の透明感がある歌声を気に入り、メインボーカルに指名し
笠のハイトーンボイスの個性を活かすため、通常、男性歌手に作る曲よりキーを2音高く制作した。
渡辺によると、1980年代、筒美が最も好きだったボーカリストは笠であったという。
本作品でヒットに恵まれなかった場合はバンド解散も辞さない覚悟で臨んだ作品で
メインボーカルを委ねられた笠は、プレッシャーで胃痛や不眠に悩まされ
何回譜面に目を通しても仮歌を聴いても歌詞が頭に入らず、メンバーの田口智治に協力して貰いレコーディング直前まで繰り返しデモテープを聴きこんだという。
圧し掛かるプレッシャーのなかレコーディングに挑んだが、何度歌い直してもいつもサビの同じ箇所でメロディーラインを変えて歌ってしまい
笠自身も困惑してしまう(「胸が苦しくなる」の語尾「なる」を、指示された下げ調子ではなく、上げ調子に歌ってしまう)。
しかし筒美は咎めることなく「これでいい」「これが君のメロディなのだから」と声を掛けた。
恋愛感情を歌唱で表現出来ずにいた笠に、渡辺は苦肉の策として
笠がファンだという薬師丸ひろ子の写真を目の前に置いて歌わせたところ上手くいったという。
笠さんは、当時から凄く神経質な方だったのね🤔
っていうか、この楽曲ポケカラとかでも唄ってみたんだけど
一番最後の部分の、♪止まらない♪ の音程が、いつもうまく取れないのが悩み😅
曲はこちら