ルクスカーデン7番街にてカルナ、アイギスの研究を行う科学者、恵美子によって作りだされた人工生命体2号。
 アポロと同様、恵美子によって作りだされた人工生命体の2号。人格面は欠損したアイギスを出力を上げた形で用いたためか、通常の人間のそれからみると、精神的なバランスを欠いたものになっている。この面が影魔殲滅などの使命を遂行する上で障害となることが危惧されており、開発チームからは「失敗作」ではないかと揶揄されている。それをリーン自身も感じているため、母のように思っている恵美子と、兄のように慕うアポロへの依存心も強い。しかしその高い感受性ゆえに、心羽などの触れ合った人々に対して可能な限り誠実にあろうと努めている。


・性能
　白リーン
基本スペックとしては戦闘力はアポロのそれを凌駕しうるが、精神面の未熟さやアイギスの欠損故に、安定した力の調整が困難。特筆すべきは、加速装置と刀を用いた素早い剣戟を得意とし、跳躍力も秀でており、飛翔も可能。
　
　黒リーン
作中中盤にアイギスの出力が下がるとともに、大きな苦しみを味わい、そこで狂気と共に姿を変えたリーンの姿。基本スペックこそ白い時より下がっているものの、戦闘スタイルは残忍そのものとなる。

・性能
　リーン・イカロス(秘匿対象)
作中終盤に心羽を救出した際、互いの欠けたカルナとアイギスを　満たし合い、共有することで変身が可能となった姿。加速装置によるスピードは限界を超え、アポロを超えるほどの屈強な鎧を有する。背にある赤と銀の両翼は展開すればエネルギーを放出した光の翼を形成する。それによる飛翔能力は白い時の比ではない。刀、短剣2本、赤き翼からのエネルギー刃、銀の翼による飛翔斬撃、両腕のカッター、そして心羽救出の際に得た聖剣アポロンを振るう全身による剣戟を用いて戦う。