【ルクスカーデン王国】

心羽たちの住まう、物語の舞台となる国。

・概要
人口約30万人、面積は50km²前後。35本の大通り(〇番街)、679本の通り(〇番通り)で構成され、貿易先は全て海外となる。
独自に魔法の技術を持つがそれ以外に強みがなく、他国との貿易や戦争ではこの魔法のみが武器や商売道具となる。
王国全体が半径約3キロの外壁で覆われ、外側では農業が盛んに行われている。
王国であるが、国王は政治のルールを定めたのみで直接政治に関与せず、貿易力で国を支えている。

・地理
北、南、東は平野が広がり、東北には森、西は海に面している。比較的温暖な気候で、四季をはっきりと体感できる。
海からの風があるため雨のあとも比較的乾燥していて、山々から流れてくるミネラルの豊富な川水が豊かな作物を育てる。
土地を役割ごとにわけるとその比率は住居:3、商業:2、農業:5となり、西側の市街地から少し離れれば田畑を多く見かける。

・政治
国の中心地には大きなお城があり、国の行政に関する取り決めは全てこの城で行われている。政権の地位は国王の突出した貿易力の高さで支えられている。
国の指導者は常に3人いて、国王によって定められた独裁政治にならないよう3人の権力は全く同じという原則で国の営みを管理している。

・通貨
ルクスカーデンではダイヤという通貨が流通していて、1ダイヤの価値がある銅貨、10ダイヤの銀貨、50ダイヤの金貨が売買に用いられている。
硬貨の製法は海外との貿易で得た極秘ノウハウが用いられており、その技術は一度も城外に流出したことがないためその価値は絶対的で安定している。

・歴史
かつてノルンが(未設定)だった頃、ノルンは星環魔法陣及びネビュラディスクの技術をルクスカーデンの人々に伝えた。
この技術はルクスカーデンの最重要機密になり、現在は王室のみがこの技術を扱える。
ネビュラディスクは実験や研究が繰り返されてどんどん発展していったが、自然界でのカルネリア鉱の確保に難しくなってからは影魔を狩って集めるようになった。
これには影魔からも反感を買い、影魔もルクスカーデンの人々を襲ってカルナを搾取するようになった。

やがて近辺の国と繋がり、貿易が始まってからは、影魔との闘争のなかで獲得した魔法の技術が他国を圧倒したが、ルクスカーデンは影魔との闘争のために戦争に軍事力を割けないことや、戦争できる状況ではないことが発覚してからはいつ攻められてもおかしくない状態だった。

そこに助け舟を出したのが機械の技術に特化したヴェレクト王国で、両国の異なる技術力を併せた最強の軍事兵器の共同開発を持ちかけられる。
↪︎詳細は【ゴーレム】にて。

しかしゴーレムがノルンに踏み込んだことでノルンは消滅、ルクスカーデンの大地に箒星が降り注いだ。
それ以降、ディスクに魔力として使われているカルナを直接行使する存在、使者がルクスカーデンに現れ始める。彼らは様々な方面で活躍していたが、ヴェレクト王国が誓約を破ってゴーレムの量産を開始。圧倒的な軍事力でルクスカーデンに侵攻し、もともと拮抗していた影魔との挟み撃ちに遭い、使者たちの活躍もむなしくルクスカーデン王国は滅亡の一途を辿る……

END

Close